氷川きよし (C)週刊実話Web
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「レコ大」氷川きよしで決まり!? 昨年の大賞受賞者が紅白落選で問われる存在意義

紅白と並ぶ年末の音楽界の一大イベント『日本レコード大賞』の候補となる「優秀作品賞」や、『最優秀新人賞』候補となる「新人賞」など、各賞の受賞者・受賞曲が発表された。


大賞候補となる「優秀作品賞」に選ばれたのは以下の10曲。


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君を奪い去りたい(純烈) CLAP CLAP(NiziU) 恋だろ(wacci) 甲州路(氷川きよし) 新時代(Ado) スターマイン(Da-iCE) ダンスホール(Mrs. GREEN APPLE) なんでもないよ、(マカロニえんぴつ) Bye-Good-Bye(BE:FIRST) Habit(SEKAI NO OWARI)


結果は、TBS系で12月30日に生放送される『第64回 輝く!日本レコード大賞』で発表されるが、紅白同様、アーティストが若返った印象だ。

審査員も聞いたことがない曲ばかり!?

「近年の紅白は、若い視聴者層を取り込むことを意識して出場歌手を選考していますが、レコ大もそれを参考にしているのでしょう。昨年『うっせえわ』が大ヒットしたAdoやセカオワ(SEKAI NO OWARI)、NiziUあたりはピンとくるかもしれませんが、中高年でも大多数が知っている歌手は氷川と純烈ぐらいでしょう」(芸能プロ関係者)

このうち、純烈、NiziU、氷川、Ado、BE:FIRST、SEKAI NO OWARIの6組は紅白への出場も決定しているが、昨年大賞を受賞し、今年は連覇を狙うDa-iCEは紅白には選出されていない。


「まあ、みなさんご存知の通り、レコ大は出来レースの噂が絶えませんからね。昨年は、エイベックスの松浦勝人会長が自ら動いてDa-iCEに戴冠させましたが、今年は、年末をもって活動を休止する氷川が本命視されています。レコ大の審査員はスポーツ紙と一般紙の記者、テレビ局の社員、作曲家などで構成されていますが、中高年ばかり。この受賞者のメンツだと、曲を聴いたことがないばかりか、そのアーティスト名すら聞いたこともなかったという審査員もいるかもしれませんね」(同・関係者)


一昨年はコロナによる〝ステイホーム〟の影響もあり、レコ大中継の平均世帯視聴率は16.1%(ビデオリサーチ調べ・関東地区/以下同)を記録したが、行動自粛が緩和された昨年は一気に4.1ポイントもダウンし、12.0%しかとれなかった。


「紅白同様、焦って若者に媚びようとしているが、焼け石に水。若者たちはテレビを観ないんだから。そもそもテレビが自宅にないという若者も増えているのに、その層を狙って視聴率が稼げると思っているとすれば、とんでもない時代錯誤と言わざるを得ない」(同・関係者)


CDすらほぼ絶滅した令和の時代に、「レコード大賞」というネーミングも若者には理解されないはず。紅白もそうだが、もう役割を終えていることに気づいた方がよさそうだ。