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サッカー日本代表W杯開幕直前に故障者続出「1次リーグ敗退の言い訳できた」の揶揄も

(画像)charnsitr / Shutterstock.com

FIFAワールドカップカタール大会が今月20日に開幕する。

世界ランク24位の日本は1次リーグで同7位のスペイン、同11位のドイツと同じグループEになり、「8強入り」の目標達成には悲観的な声の方が多い。

しかし、日本代表の試練はそれだけではない。故障者が続出し、ベストメンバーが組めない可能性も出てきたのだ。

「日本サッカー協会が選手団に帯同させる医師を増員しました。過去最多の5人体制となり、理学療法士の同行も決めています」(スポーツ紙記者)

日本代表の森保一監督は「大会直前の故障者は想定済み」と説明していたが、懸念の声は絶えない。

「Jリーグ最終節で、DF谷口彰悟が鼻骨を骨折し、鼻にフェースガードを装着しての出場になりそうです」(同)

24時間前まで気が抜けない!!

代表メンバー26人が発表されたのが11月1日。Jリーグ最終節が同5日だった。また、海外組のMF遠藤航も現在は復帰過程にあるが、8日にドイツ1部リーグの試合中に脳振とうを起こし、救急搬送された。

「英国・プレミアリーグのDF冨安健洋も右脚の違和感を訴えています。FW浅野拓磨は9月に右膝の靱帯を部分断裂してしまい、問題ないと強調しているが、見切り発車となる」(専門誌記者)

医師の増員、理学療法士の帯同が決まっても、不安は払拭されないのだ。

「DF中山雄太も右アキレス腱を負傷してしまい、W杯不参加に。中山は東京五輪にも出場し、森保監督は左サイドバックとして計算に入れていたはず。対人プレーに強く、センターバックや攻撃的なポジションもでき、協会も期待していましたが」(前出・同)

メンバーの入れ替えは1次リーグ開始の24時間前まで可能だ。緊急招集される選手も出てきそうだ。

こうした危機的状況を指して、「1次リーグ敗退の言い訳ができた」との揶揄も聞かれた。中継するテレビ局も混乱している。劣勢をはねのける新スターが出てくればいいのだが…。

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