(画像)Mr.Music/Shutterstock
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新海誠監督最新作『すずめの戸締まり』に「トラウマになった」の声が続出する理由

11月11日に公開された新海誠監督の最新アニメーション映画『すずめの戸締まり』。同作は、2016年公開の『君の名は。』、19年公開の『天気の子』に続く新海監督の新作映画とあって、公開直後から多くのファンが映画館に詰めかけている。


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公開から3日間で観客動員数133万人、興行収入18.8億円を突破。これは、興収250億円超えの『君の名は。』以上のハイペースで、同監督作品史上、最高のスタートだという。


Yahoo!の「話題の映画ランキング」では、早くも1位を獲得。約半数が★5つをつけ、総合で★3.9の高評価となっているが、一方で★1つと★2つも約2割を占めるなど、評価が真っ二つに分かれているのだ。


しかも、低評価の中には「トラウマになった」という意見が多いのも気になる。

公開直前まで隠されていた「描写」

「低評価をつけている人のほとんどが、『3.11を思い出す』と書き込んでいます。この作品は、日本各地の廃墟を舞台に〝災い〟の元となる『扉』を閉めていく少女・すずめの成長を描く冒険物語なんですが、その〝災い〟としてショッキングな大地震の描写がある。しかも、そのことはこれまでほとんど公にされていなかったのです」(映画ライター)

配給の東宝も、どの時点で明らかにするか慎重に検討していたようで、公開直前の10月22日になって、ようやく「注意喚起」の文章を公式ツイッターにアップ。しかし、そのアナウンスを事前に知らずに鑑賞し、「トラウマになった」という人が続出しているのだ。


ネット上には、こんな意見が多い。
《上映前に告知を入れてください。全ての人がSNS、テレビ等見ているわけではありません。何も前情報入れずに鑑賞する人多いですよ》

《映画の冒頭で流したらいいのに…。Twitterでアナウンスしても気がつかない人はたくさんいると思う》


《これ実際に被災した人にも見せられるのかな? ネタバレしたくなくてなんの情報もなく見たけど、マジでトラウマになったわ》


《東北在住です。注意喚起を知らずに観ましたが、トラウマになっていることを再認識しました。本当に見なければよかった…》
東宝は、日本歴代興行収入1位の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』級のヒットを目指しているというが、これほど震災の描写に拒否反応が起きるとは想定していなかったはず。

これから鑑賞を予定している人は、覚悟して劇場に足を運んだ方が良さそうだ。