『紅白歌合戦』出場歌手の発表を間近に控えたNHKで、足元を揺るがしかねない大問題が発覚した。
「受信契約」の総数が、今年4月から9月の半年間で約19万8000件も激減。年換算にすると、想定の約4倍のペースで急減しているというのだ。
「NHKは、以前から苦情が多かった〝戸別訪問〟による営業活動を見直し、外部業者への委託を来年9月までに全廃する方針を打ち出しています。代わりに、未契約の世帯や事業所に契約書を送るなど、新たな営業方法に軸足を移している。これにより、受信契約が減少することも年度当初から見込んでいたようですが、想定外のペースで急減しており、頭を抱える事態に陥っているんです」(全国紙記者)
さらに、紅白の司会を務めたこともあるベテランの阿部渉アナウンサー(55)が『文春オンライン』にスクープされた不倫問題も、事実上「お咎めなし」となったことに批判が噴出している。
「阿部アナは、平日のキャスターを務めていたNHKラジオ第1『マイあさ!』を10月27日から欠席。30代の女性局員と不倫関係にあることが『文春オンライン』で報じられた後、31日に番組内で降板が発表されました。女性局員については、勤務時間中に逢瀬を楽しんでいた疑惑もあり、受信料を支払っている視聴者からすれば『ふざけるな』の一言でしょう」(同・記者)
阿部アナは“飼い殺し”!?
しかし、11月10日に定例会見を行ったNHKの前田晃伸会長は、阿部アナの番組降板について聞かれ、こう回答した。
「本人から申し出があり、朝のラジオ番組を降板しました。私からこれ以上申しあげることはございません」
勤務中の不倫行為ではないかと指摘する声については「調べている限り、職務規定に違反している事実はありません」と述べ、処分しない方針を示唆したのである。
民放スタッフも、さすがにあきれ顔だ。
「CMスポンサーの意向を気にしなくてもいいNHKさんですから、阿部アナを番組に出演させず、ほとぼりが冷めるまで〝飼い殺し〟にしておけばいいと思っているのでしょう。ただ、こうした体質で長年やってきたから、視聴者にノーを突きつけられている。世間では〝スクランブル放送〟を望む声が圧倒的ですが、NHKさんは収入源を恐れて絶対に応じない。しかし、われわれ民放の人間からすれば、そうは思いません。現状、きちんと受信料を支払っている人たちは、スクランブル放送になったところで解約は一部にとどまり、逆に受信料を支払わずに番組を観ていた人たちが契約せざるを得なくなる。結果的に契約世帯数は増加するかもしれませんよ」
「NHKをぶっ壊~す!」をキャッチフレーズに掲げるNHK党の立花孝志党首も、「NHKを観ている人は受信料を支払ってください。一切、観ないという人は支払う必要はない」と訴えている。
「立花党首は、自身のユーチューブで阿部アナの不倫について触れ、『次の政見放送で、俺は不倫、局内、偽名とか言わなきゃいけなくなった』とうれしそうに話していましたからね。このままでは本当に国民から総スカンをくらい、ぶっ壊されますよ」(同・スタッフ)
来年の大河ドラマは嵐・松本潤主演の『どうする家康』だが、問題山積の同局にはうってつけのタイトルだ。
どうするNHK?
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