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フリーアナウンサー・気象予報士/中川祐子インタビュー〜“奇跡の50歳”がグラビア引退!?

中川祐子
中川祐子(C)週刊実話

〝若見えの天使〟〝奇跡の50歳〟と称される中川祐子。一流商社を辞めてフリーアナウンサーに転身し、気象予報士の難関試験も突破。40代で人生初のグラビアにも挑んできた彼女は、「常に新しいことにチャレンジしていたい」と意欲的だ。

そんな彼女も、今夏に発売したDVDを「人生最後にする」と言う。その心境を聞いた。

『Bright Tears〜夢であなたと〜』(竹書房)
『Bright Tears〜夢であなたと〜』(竹書房)

――3年ぶりのDVDだそうですが、50歳を目の前にしてのオファーはどんな形だったのでしょう?

中川 今回のテーマは不倫でした。男性ファンの方はたぶん…年齢と見た目のギャップを楽しみたいのかなと思うので、私が妻子ある男性との不倫旅行に出かけるという設定です。

――私生活では5歳年下の男性と結婚したのが2009年。もう13年も経っているんですね。世間もそろそろスキャンダルを期待している!?

中川 あっはは。そういうことではないと思うんですけど、私としては色々と妄想を膨らませることができて楽しかったですよ。設定では私が独身なので実際とは逆なんですけど、「こんな関係いつまで続くのかな」とか、「私と結婚する気はあるのかしら?」とか、不倫女子の気分を味わうことができました。妄想の中でウエディングドレス姿にもなりましたし。

――作品中で最もセクシーなシーンを教えてください。

中川 黒いレースのセクシーランジェリーを付けたんです。その姿のままベッドの上でいろんな体位を…って言うとちょっといやらしいんですけど、かなり攻めたポーズをしています。それがクライマックスシーンですね。50歳の節目ということもあり、間違いなく今回のが最大露出です。自分の中ではこれが最後のDVDだと思っているので、頑張ってみました。

――ご主人の反応はどうでしたか?

中川 それが、42歳で初めて撮ったグラビアはチラッと見ただけで、5本出したDVDはまったく見てくれてないんです。家の中にはあるけれど、封を切らずにそのまんま。私としては「キレイだね」の一言くらいは欲しいんですけどね。

思考がアメリカ的!?

――もしかしたら、心穏やかでなかったりとか?

中川 というより、結婚したときの約束を彼が守ってくれているんです。プロポーズされた私は、「仕事が好きだから、どんな仕事でも許してくれるなら結婚してもいい」という条件を出しちゃいまして。本当に申し訳ないんですけど、守ってくれている彼には感謝しています。

――そのグラビアを始めてから今年で8年。若見えだけじゃなく、ボディー全体の維持力がすごい。

中川 ありがとうございます。若いときからずーっと守っていることが3つあるんです。1紫外線にはなるべく当たらない、2お肉と野菜をたくさん食べて炭水化物は少なめに、3そしてお風呂に朝晩入って表情筋をストレッチする…です。胸にはもともと自信がないんですけど、他の部分は頑張って維持しています。見えないところの変化で言えば、老眼になったくらいかな(笑)。

――さすがは奇跡の50歳。

中川は新卒で総合商社に就職。コピー取りやお茶くみなどの仕事が性に合わず上司に相談したところ、部内の外国人弁護士に日本語を教える業務に就く。6年間アメリカに住んでいた英語力を生かすと同時に「人前で喋ることの楽しさ」を覚える。その後、会社勤めをしながら学生時代から憧れていたアナウンサーの学校に通い、そこでスカウトされてフリーアナウンサーに。1997年にNHK教育(現Eテレ)の『3か月英会話』でデビューを果たす。

――中川さんは帰国子女なわけですが、思考がアメリカ的だなぁと思うことはありますか?

中川 帰国して最初の頃はズバズバとものを言ってしまうので、自己主張が強すぎたかなと反省したことはあります。会社に入り上司に対しても気を使わずにズケズケと言ってしまい、あとになってから「思った通りのことを言ってはダメなんだ」と学びました。

「あんまりモテたことがないんです」

――アルバイト経験や苦労したことはある?

中川 大学ではとにかく遊びたかったので、テニスサークルに入り、アルバイトもたくさんしましたよ。家庭教師やイベントコンパニオン…あ、バドガールの格好で街頭に立ったこともあります。

中川祐子
中川祐子(C)週刊実話

――抜群のスタイルを生かした、いいバイトじゃないですか。きっと、モテたんでしょうね。

中川 ところが私、あんまりモテたことがないんです。ズバズバと言っちゃう女の子はモテないでしょ? 実はだいぶ大人になってから知ったんですけど、男の人って対抗されるのは好きじゃなく、守ってあげたくなるタイプが好きな方が多いらしいですね(笑)。そんなことも知らないから、男子を言い負かしてばかりいました。モテるはずないですよ。あえてモテたというなら、アナウンサーになってからだと思います。

――やはり、女子アナの肩書は強いですか。

中川 そういうことではなく、商社が合わなかった私がやりたい仕事を見つけて生き生きしていたから、応援したくなっちゃったんだと思いますよ。

――内面のキラキラ感がにじみ出ていた…ということにしておきましょう。

中川 まあ、それだって学生時代に比べたらの話で、基本は恋愛に興味がなかったんです。仕事上で同年代の女性が結婚すると「ライバルが減ったー」と喜んでましたから(笑)。

――朝の情報番組『モーニング天気!』(TBS系)でのキャスター・レポーターがきっかけで気象予報士の資格を取るわけですが、気象にまつわることで言えば、いま興味があるのは?

中川 「宇宙天気」に大変興味があります。太陽フレア(注:太陽面爆発のこと)によって、いろんな電磁波が地球に影響を及ぼすのですが、これからの時代は「宇宙天気予報」が必要になってくると思うんです。それをいま、勉強し始めていて、アメリカでは既に予報士が生まれています。私、日本で第1号の宇宙天気予報士になりたいんです。

夢はアメフトのハーフタイムショー

――何事にもチャレンジャーなんですね。

中川 はい。いろんなことに挑戦するのが好きで、コスメコンシェルジュや美容薬学検定1級など、資格をいくつも持っています。昨年は自動二輪車の運転免許を取り、先日250㏄のバイクを購入したばかりなんですよ。

――それはご主人も付き合っている?

中川 いえ、自分だけです。もともと趣味でマウンテンバイクとかBMXをやっていたので、傷だらけになりながらも免許を取っちゃいました。ライダースとかブーツをぴっちり身にまとって決めてみたいですね。あと、ヘルメットを脱いだときに髪の毛がバサーッとなるのをやりたいんです。そのためにいま、髪を伸ばしているんですよ(笑)。

――最後に、今後のイベント予定や芸能面での抱負はありますか?

中川 まだ日程は決まっていないのですが、トークショーを計画しています。DVDの発売イベントもコロナでできなかったので、ファンミーティングのような形で実現させたいと考えています。その目的は「ぜひ、実物の私を見てもらいたいから」。写真しか見てない方だと、「どうせ修正とか加工してるんでしょ?」と思われているらしくて、実物を見て驚いてくださる方が今も多いんです。そういう意味で〝若見え〟を実体験していただきたいですね。

もっと将来のことで言うと、アメフトのスーパーボウルのハーフタイムショーに歌手として出るのが夢です。それができたら日本人女性として初なので、人生のモチベーションにしています。無謀すぎですかね(笑)。

◆なかがわゆうこ
1972年1月9日生まれ。津田塾大学学芸学部英文学科卒。2014年『第5回国民的美魔女コンテスト』ファイナリスト。“最後”のDVD『Bright Tears〜夢であなたと〜』(竹書房)が発売中。インスタグラム@nakagawa.yuko

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