例年なら、間もなく出場歌手が発表されるNHK紅白歌合戦。昨年は第2部の平均世帯視聴率が34.3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と史上最低を記録しただけに、今年は巻き返しを図りたいところだろうが、各スポーツ紙が〝出場内定〟などを報じている顔ぶれを見ると、昨年以上の惨敗も懸念される。
「かなり以前から指摘されていることですが、視聴者の若返りを狙うあまり、中高年がまったく知らないような歌手やグループが、今年はさらに増えそうなんです」(民放スタッフ)
これまでに出場の可能性が報じられているのは、人気アニメ『鬼滅の刃』の主題歌がヒットしたシンガー・ソングライターのAimer(エメ)、元HKT46・宮脇咲良がメンバーにいる韓国の女性5人組アイドルグループLE SSERAFIM(ル・セラフィム)、男女3人組バンドのSaucy Dog(サウシー・ドッグ)、男性11人組のJO1(ジェイ・オー・ワン)や男性7人組のBE:FIRST(ビーファースト)、女性6人組のIVE(アイヴ)、シンガー・ソングライターのVaundy(バウンディ)ら。いずれも初出場組で、いわゆる「横文字」の歌手ばかりなのだ。
会長も「マンネリはやめた方がいい」
若い人にはなじみのある名前が多いのかもしれないが、中高年は聞いたことのない名前が大半だろう。
「本当にこれだけの数の初出場組が入るかどうかは疑わしいですが、昨年よりも出場歌手の枠を増やすつもりなのかもしれませんね。NHKは、将来的なことを考えて若い視聴者の取り込みを狙っているんですが、これほど一気に若返りを進めると、中高年に完全にソッポを向かれ、〝打ち切り論〟に拍車がかかりそうですが…」(前出・民放スタッフ)
NHKの改革を進める前田晃伸会長は「紅白の打ち切り」を指示したことはないと否定しながら、「すべての番組についてマンネリはやめた方がいい」とも発言しており、これ以上、視聴率が下がり続けるようなら存続の危機に陥るのは間違いなさそうだ。
民放スタッフが続ける。
「われわれはスポンサー頼りですから、購買欲のある若年層に向けた番組づくりが至上命題です。でも、NHKはその必要はありません。若者のテレビ離れはどうやっても手の打ちようがないのですから、NHKならフルスイングで高齢者向けの紅白にもできるはず。こんな紅白を観せられるのなら受信料を払いたくないという中高年も増えてきそうですよね」
NHKが若者に媚びるのは、〝ネット課金〟を見据えての長期戦略なのかもしれない。
あわせて読みたい
- [New] 蝶野正洋『黒の履歴書』~元横綱・曙太郎さんへの想い
- [New] 『美女ざんまい』歌手・俳優/岡崎友紀インタビュー~ドラマ『おくさまは18歳』衝撃秘話~
- [New] 木村拓哉『Believe』妻役が天海祐希になった裏事情…工藤静香が“お相手”に嫉妬!?
- [人気] めるる『くる恋』でバナナ一房をペロリ…「いくらなんでも好きすぎる」と視聴者ツッコミ
- [人気] 手越祐也“一人負け”の迷走状態で悲惨…柏木由紀とYouTubeコラボ実現なるか
- [話題] NHK女子アナの“激変ぶり”に視聴者困惑!? 2年ぶりに番組復帰もすっかり別人に…
- [話題] 山下智久『ブルーモーメント』での“ボソボソ喋り”に混乱!字幕モードにする視聴者続出