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ジャニーズ帝国崩壊に現実味?滝沢秀明氏退任やキンプリ退所は序章にすぎなかった!?

ジャニーズ事務所
ジャニーズ事務所 (C)週刊実話Web

ジャニーズ帝国の創設者・ジャニー喜多川さん亡き後、ジャニーズ事務所を牽引してきた〝タッキー〟こと滝沢秀明副社長が10月31日付で同事務所と関連会社の『ジャニーズアイランド』社長を退任した。

その4日後には人気グループ『King & Prince』の平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太の3人が来年5月にグループ脱退、退所(岸は来年秋)することが発表され、ジャニーズ帝国崩壊が現実味を帯びてきた。

「ジャニーズは『滝沢から9月中旬に10月末で退任したいと申し入れがあり、本人の固い意思を尊重した』と説明していますが、藤島ジュリー景子社長の逆鱗に触れて退任に追い込まれたのが真相です。もともと、キンプリはジュリー社長の管轄だったんですが、3人がグループ脱退、退所する。人気若手グループは、ジュリー社長派よりタッキー派が多い。ジャニーズが分裂するかもしれません」(エイべックス関係者)

滝沢氏は2018年末にタレントを引退。翌年、ジャニー喜多川さんの後継指名でジャニーズ事務所の経営陣に迎え入れられた。同事務所副社長を務めると共に若手を育成する子会社ジャニーズアイランド社長に就任していた。

「タッキーは『滝沢歌舞伎』の前身となる舞台からプロデュース兼座長を務め、ジャニーズJr.ら若手を起用するなど後輩育成に熱心に取り組んできた。ジャニー喜多川さんは生前からタッキーの手腕を高く評価し、彼を自身の後継者として認めていたんです」(音楽番組プロデューサー)

母親とそっくりな手のひら返し

ジャニーズアイランド社長に就任した滝沢氏は『SixTONES』や『Snow Man』をデビューさせ、いきなり初週ミリオンセラーを達成した。

「Snow Manが所属したレコード会社のエイベックスは、スター不足に悩んでいたんですが、想像もしなかった彼らの売り上げに活気を取り戻した。今や、Snow Manはエイべックスのドル箱ですよ。今年10月には『Travis Japan』を世界デビューさせた。その一方で、不祥事を起こしたタレントに対しては懲罰を与える厳しい姿勢で臨んだ。昨年にはジャニーズJr.の将来を考えて、彼らの『22歳定年制』を導入。ジャニーさんやメリー喜多川会長がやらなかった改革をやったんです」(音楽ライター)

ジュリー社長は滝沢氏がプロデュースしたグループが売れるのを見て、人気グループをジャニーズアイランドからジャニーズ本体の統括下に置いた。

「母親のメリー喜多川さんと似たようなことをやったんです。『SMAP』がデビューする当時、メリーさんは〝この子たちは売れない〟として事務所のデスクだった飯島三智氏にマネジメントを任せた。飯島氏の手腕でSMAPが大ブレークすると、自分らがやったとばかりに事務所総出で力を入れるようになった。ジュリー社長もジャニーズJr.には当初、目もくれなかった。売れた途端、手のひら返し。母娘はやることがそっくりですよ」(元大手レコード会社役員)

それでも副社長としてジャニーズを支える滝沢氏は耐えてきたが、売り出し方針については譲れない一家言があったようだ。特に、ストリーミング配信についてはジャニーズ事務所が出遅れていることに危機感を募らせ、ジュリー社長に進言。それがジュリー社長の逆鱗に触れたという情報もあるが、いずれにせよ、滝沢氏の辞め方は尋常ではなかった。なお、ジャニーズアイランド新社長には元V6の井ノ原快彦が就任した。

タッキー新事務所設立態勢

「形式上、退任を申し出た滝沢氏を慰留したのは確かなんですが、彼の決意は固かった。ジャニーズの取締役会は滝沢氏を『次のステージに送り出す』ということで退社を認めた。ジュリー社長に忖度して『円満退社』と報じたスポーツ紙もありましたが、反対に滝沢氏は臨戦態勢に入っているという情報がある。彼の次のステージとは新たに事務所を設立することだと思いますよ。滝沢氏は後輩からの人望が厚いですからね。ジャニーズで一番の稼ぎ頭のSnow ManやSixTONE、Travis Japanだけでなく、これから売り出す予定の新鋭ジャニーズJr.も付いて行くのでは」(同)

まさに、その予兆なのかキンプリ3人のグループ脱退&事務所退所は衝撃を与えた。

「ジュリー社長案件のキンプリは、ジャニーズの〝本流〟だった。『嵐』に代わりジャニーズを背負って立つ期待のエリートグループだったんです」(音楽プロデューサー)

キンプリはジャニー喜多川さんが最後に世に送り出したアイドルグループ。ファンクラブ会員数は90万人を数え、嵐に次ぐ人気を誇っていた。

「しかも、平野紫耀は主演ドラマ『クロサギ』(TBS系)が放送中。脱退、退所は滝沢氏とは関係ないとしていますが、ジュリー社長が手塩にかけて育てた嵐のメンバー・松本潤がキンプリのコンサートのプロデュースを買って出たのを断ってから冷たくなった。そのキンプリをサポートしたのが滝沢氏。3人は彼に追随したと見るのが自然でしょうね。ジャニーズの中堅では『Sexy Zone』や『Hey! Say! JUMP』などがいますが、CDの売り上げやコンサートの集客力では滝沢氏がプロデュースした3グループの足元にも及ばない。ベテラン勢の『Kink Kids』、『KAT-TUN』はすでに旬を過ぎた30代後半〜40代…。もしSnow Manらが抜ければ、ジャニーズ事務所は苦しくなるはず」(同)

これまでのようにジャニーズの常套手段で滝沢氏に圧力をかけるとしても、元SMAPメンバーの件で〝注意処分〟とした公正取引委員会の目があり、不用意なことはできない。

「ジュリー社長は母親のメリーさんと違ってカリスマ性がないといわれている。その点、滝沢氏はジャニタレの売り込みにスーツを着て頭を下げて回った。テレビ局のスタッフからも信頼されている。コンプライアンス上、圧力は通じません」(芸能ライター)

キンプリの3人に続くのは誰か。ジャニーズ帝国崩壊の序曲が始まった。

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