イーロン・マスク氏が買収したツイッター社が、全世界の従業員を対象に約半数の人員削減に踏み切り、日本でも多数の社員が解雇の対象になっているようだ。
ネット上には、ツイッタージャパンの社員とみられる人物たちからの「イーロン・マスクめ。なんで今なんだ…なんで今なんだよ…」「イーロン・マスクにレイオフされました!」などという恨み節も投稿され始めた。
一方のマスク氏は、「赤字解消のためには人員削減は避けられない」とツイート。日本では、アメリカのように即時解雇は難しいことから、今後は弁護士を通した話し合いの場が設けられるものとみられている。
ネット上には、さぞや同情の声があふれているかと思いきや、なぜか「解雇は当然」「ざまぁ」などの辛辣な意見も目立つ。
勤務中にワインを取り出し…
「実は、2020年1月に放送されたNHK『のぞき見ドキュメント 100カメ』という番組で、ツイッタージャパンが特集された際、社員が業務中にツイッターを見て笑っていたり、デスクの下からワインを取り出して飲んでいたりする姿が放送されたんです。これを見た視聴者たちが、社員への批判的な意見を書き込んでいるようですね」(ネットライター)
当時は、日本の一般企業では考えられないほど自由な社風に「うらやましい」という声が圧倒的だったが、その実態は大赤字だったことが発覚。「あんな社員ばかりの会社なら自業自得だ」という風向きに変わったのだ。
「社員の平均年齢が31.2歳と若いのに、平均年収が1201万円と高いことも嫉妬を買っている要因です。会社の財務状況が悪ければ、リストラされるのはアメリカも日本も同じ。マスク氏の大量解雇には批判的な声がありますが、一方で『暴挙とまでは言えない』とする冷静な声も聞こえてきます。今まで高給をもらいながら楽しく仕事をし、我が世の春を謳歌していたツイッター社の社員にしてみれば一大事でしょうが、一度胸に手を当てて自分の行いを振り返ってみるべき点もありそうです」(同・ライター)
マスク氏は、これまで著名人などの公式アカウントに付与してきた「ブルーの認証バッジ」の有料化も開始しており、社員の大量解雇と同じく賛否を呼んでいる。こうしたシステムの変更も含め、今しばらく混乱が続きそうだ。
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