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「東宝シンデレラ」10歳の受賞は幼すぎる!? 低年齢化に困惑の声も

Roman Samborskyi
(画像)Roman Samborskyi/Shutterstock

沢口靖子、長澤まさみ、浜辺美波らを輩出したオーディション「東宝シンデレラ」のグランプリ発表会が6年ぶりに開かれ、1万2701人の中から小学4年生の白山乃愛(のあ)さんが栄冠に輝いた。

10歳3カ月でのグランプリ受賞は史上最年少。緊張していた白山さんは、司会者から「マントやティアラ、トロフィーの感触はいかがですか?」と聞かれ、「感触ってなんですか?」と答えて会場を笑わせたが、両親への感謝を伝える言葉はしっかりとしたものだった。

「お母さんやお父さんがいなかったら私は生まれてなかったし、産んでくれてありがとう」

このかわいらしいシンデレラの誕生に、ネット民もメロメロだ。

《めちゃくちゃかわいいな~。将来は浜辺美波ちゃんみたいな美少女になりそう》

《幼いながらもすでに顔が完成されてる。将来が楽しみですな》

《わずか10歳で、東宝が女優として育てると決めたんだから、将来はビッグになるだろうね。羨ましいなぁw》

「子役の発掘コンテストみたい」

9回目を数えた今回は、男性部門「TOHO NEW FACE」も新設され、こちらも小学5年生の小谷興会(おだに・こうえ)さん11歳が選ばれて大きな話題になっている。

しかし、あまりの低年齢化に違和感を抱く人も。

《東宝シンデレラは若手女優発掘が目的なのに、アイドルのオーディションの様な年齢になってる。本当にこれでいいのでしょうか?》

《なんか子役の発掘コンテストみたいになってしまったね。魅力ある子を若いうちから捕まえておきたいのはわかるが、本来の東宝シンデレラとズレがあるように思う》

《これから勉強していろんな人生の選択肢が選べるのに、人生決められちゃったみたいになってる。なんだかかわいそうになってきた》

ベテランの芸能記者が解説する。

「1984年に開催された第1回グランプリの沢口靖子は18歳、第2回で審査員特別賞に輝いた水野真紀は16歳でしたが、第5回のグランプリを長澤まさみが12歳で受賞して以降、低年齢化が進んだ。2011年の第7回は豊作でしたが、グランプリの上白石萌歌が10歳、審査員特別賞の姉・上白石萌音は12歳、ニュージェネレーション賞の浜辺美波も10歳でしたからね。『東宝シンデレラ』と聞くと、沢口と水野の印象があまりにも強いため、白山さんが幼すぎると感じた人も多かったのかもしれません」

白山さんが、数年後に先輩たちと同じような若手女優のトップクラスに位置していることは間違いなさそうだ。

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