1月中旬の地方競馬は、注目の牝馬重賞が2鞍開催される。まずは14日、姫路競馬場で行われる『第22回兵庫クイーンセレクション』に注目したい。
東海・北陸・近畿地区交流重賞で、年が明けて3歳になった牝馬たちが最初に目標とするため、春からの牝馬クラシック戦線を見据えて力関係を把握するにはちょうどいいレースだ。
それぞれの地区の有力牝馬たちが多数出走するため、兵庫地区だけでなく他の地区の今後を探る意味で見逃すことのできないレースでもある。
優勝馬には、数々の名牝がその名を刻む。多くの重賞を勝ち、2013年のJBCレディスクラシックでは地方馬最先着の5着となったピッチシフター(13年・愛知)、園田金盃など兵庫の重賞だけでなく、関東オークス2着でNARグランプリ最優秀3歳牝馬となったトーコーニーケ(14年・兵庫)、こちらも兵庫のタイトルをいくつも獲得し、南関東では桜花賞2着、ロジータ記念2着とその名を全国にアピールしたトーコーヴィーナス(15年・兵庫)など、数々の牝馬がここをステップにトップホースへと上り詰めていった。
昨年のステラモナークも兵庫クラシックの菊水賞1着、兵庫ダービー2着と着実に実績を残している。今年もニューヒロインが誕生するのか、注目だ。
高レベルの戦いが繰り広げられる『TCK女王盃』
さて、所変わって20日に大井競馬場で行われるのは、新年最初のダートグレート競走『第24回TCK女王盃』(JpnⅢ)だ。JBCレディスクラシック、クイーン賞、エンプレス杯と同様に、冬の牝馬チャンピオン決定戦の1つを担う重要なレース。中央を含め、この時期には古馬牝馬のダート重賞レースがないため、全国の有力牝馬がこぞって参戦。その影響もあり、毎年レベルの高い戦いが繰り広げられている。
過去10年の勝ち馬は、中央馬9勝に地方馬1勝。圧倒的に中央馬優勢となっている。その中でも前走チャンピオンズカップ出走馬の成績は【3・0・0・0】。たとえチャンピオンズカップの成績が悪くとも、トップクラスの牡馬に挑んだ実績馬は、期待に応えてくれそうだ。
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