れいわ新選組の山本太郎代表が記者会見を開き、水道橋博士参議院議員が「うつ病」により休職していることを明かした。
「水道橋博士参議院議員なんですけど、休職することになりました。10月21日に、博士から私に電話がありました。深刻なうつ状態であるという旨の連絡を受けました。博士は、過去にもうつ病で休業の経験がございます。そのことは公表しております。博士は5月に選挙に出ることを決めて、怒とうの選挙戦に突入しました。最近にいたるまで、激務をこなしていた。そればかりでなく、60歳を迎えての転職、国会論戦に挑むという、大きなプレッシャーがあったと思います。大きな負担がかかっていたんだろう。そのことに気づけなかったことに、私自身、申し訳ないと思っております」
水道橋氏は、医師に「議員を辞職したい」と伝えたというが、「現時点で判断するのはよくない」とのアドバイスを受け、同時に「年内の仕事は難しい」と診断されたため、休職を決めたという。
「自分たちには甘いんだね」
しかし、水道橋氏は当選前、ツイッターで松井一郎大阪市長に対する攻撃的な姿勢や政権批判を繰り返していたため、ネットからは疑問の声も上がっている。
《うつの再発はきついでしょうね。これを機に他人を責めるようなツイートは止めましょうね。水道橋博士さん》
《職務を全うできないのであれば議員辞職するべきでしょうね。ゆっくり休んでください》
こうした世論の反発を予想して、山本代表は「この件に関して、心ない報道であったりとか、SNSでの誹謗中傷が発生するということは容易に想像がつく。人の命を奪う可能性のある攻撃になる」と牽制しているが、自分たちだけ言いっぱなしの感は否めない。
《山本も水道橋も、安倍さんの腹痛の時、さんざん叩いてたのに、ずいぶん自分たちには甘いんだねー》
《山本太郎も水道橋博士も安倍さんの病気の時、散々小馬鹿にしたツイートしてたの覚えてるぞ。よくもまぁ、吐いた唾を簡単に飲み込むよな》
《なぜ野党のブーメランは、こうも性能が良いのかw 思い切っきり突き刺さってるじゃん》
2012年9月の自民党総裁選挙で安倍晋三元首相が選出された際、山本代表は「安倍さん、またポンポン痛なるんちがうやろな」などと揶揄していた。それが〝特大ブーメラン〟になって返ってきたと総ツッコミを受けているのだ。
高い志を持って国会議員になった水道橋氏にとってみれば、まさにこれからというときにうつが再発し、無念な気持ちでいっぱいだろう。ここはゆっくり休んで、再び登院できるようになった際には、山本代表とともに政権批判のやり方などを考え直した方がいいかもしれない。
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