歌舞伎俳優の市川海老蔵改め13代目市川團十郎白猿が、11月4日に「日本外国特派員協会」で記者会見を行い、海外メディアからの質問に答えた。

イタリアメディアが、2010年に東京・西麻布のバーで元暴走族グループ「関東連合」のメンバーから暴行を受けた事件について尋ねると、團十郎は「おもしろい質問をありがとうございます」と苦笑い。

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結果的に「若い時にケンカをするのはよくあること」と流したが、こんな持論も展開した。

「日本の倫理観は大きく変わってしまって、どんどん過敏になってきています。言わなくてもいいのではないか、指摘しなくてもいいのではないかと個人的に思ったとしても、日本人は批判の対象が現れると、集中的に非難する傾向の割合が多くなってきている」とした上で、「正しいか、正しくないかは、日本人はジャッジできないと思う。海外の方がどう見られるかが興味深いです」と言い放ったのだ。

複数の女性との“パパ活”疑惑

この開き直るかのような発言に、ネットは大荒れ。

《ただ態度の悪いクソガキが、一方的に締められて土下座したのをケンカというのでしょうか？ｗ》

《そもそもケンカじゃないよね。イキった海老蔵が暴走族にブチ切れられ、泣いて家に閉じこもった話だろ》

《正しいか正しくないかって、お前がそもそも偉そうにしてたのが理由だろうがｗ　何言ってんだこいつ》

《こんな奴でも團十郎を襲名できるんだから歌舞伎界ってチョロいよな。普通は飲み屋で土下座するようなケンカをする人はいません》

《本人は若かりし頃の単なる武勇伝にしたいんだろうね。マジで人として最低なエピソードだけどねぇｗ》

当時、團十郎は警察の調べに対し、「酔い潰れた人を介抱していたらいきなり殴られた」と供述していた。

「その後の報道では、関東連合のメンバーにテキーラを灰皿に注いで飲ませようとしたり、髪を引っ張る、頭を叩くなどの行為に及んだとする証言が浮上。さらには、『俺は人間国宝だ』などの暴言も吐いていたとされています。それに怒ったメンバーが海老蔵に殴りかかり、左頬の陥没骨折、前歯の損傷、鼻の腫れなど顔面全体に大ケガを負わされたのです」（スポーツ紙記者）

当時の報道が事実なら、團十郎のやったことは「正しくない」だろう。それでも日本のメディアは「襲名に水を差すような質問は控えてやろう」と温情をかけているだけだ。それなのに、「日本人はジャッジできない」などと恩を仇で返した團十郎。今後については「今日明日、そのようなことがあったら大変。〝おそらく〟起こらないと思う」と答えていたが…。

「今回の受け答えで、日本のメディアは『じゃあ、やってやる』と意気込んでいます。そもそも、独身とはいえ何人もの女性と遊びまくり、〝パパ活〟まで報じられている人物が日本の倫理観を語ること自体、噴飯ものです」（同・記者）

襲名に水を差すようなスキャンダル報道が続出しそうだ。