バンテリンドーム ナゴヤ (C)週刊実話Web
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中日・立浪監督のやる気がドラフトで空回り!? ファンの間では“身売り話”も浮上

立浪和義監督のヤル気が〝空回り〟? その原因は、「球団にカネがない」からだという――。


「今年のドラフト会議は9球団が1位入札選手を事前に公表する異例の事態となりました。『即戦力』が少なかったからですが、中日の公表がドラフト前日になったのは、立浪監督が何度も1位候補の映像資料を見直していたせいもあります」(名古屋在住記者)


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沖縄大の仲地礼亜投手が公表され、そして、単独入札で交渉権を獲得した。


1位入札選手を公表する目的は、他球団を牽制するため。今年のように即戦力選手が少ない場合、重複入札ならば抽選になる。本命と外れ1位の格差を恐れ、「だったら、最初から別の選手を確実に指名しよう」という流れを作るためだ。


「仲地は好投手です。でも、1位公表を避けた3球団と指名がかぶらないことは、分かっていました」(同)


竜党の間では、お膝元の愛知県誉高校のイヒネ・イツア遊撃手を入札し、先に指名公表したソフトバンクと勝負してほしかったとの声も出ていたそうだ。立浪監督が映像チェックで頑張りすぎて、効果的な公表のタイミングを逃してしまったからである。


「外国人選手の調査も、立浪監督自ら現地入りして、自身の目で確かめたいとしています」(球界関係者)


気持ちは理解できる。今季、打線が稼いだ414得点、総本塁打62本はともに12球団ワースト。新外国人選手の見極めは〝死活問題〟だ。

ルーキーたちも減俸へ

ところが、こんな情報も交錯している。

「2020年オフに退団したZ・アルモンテを呼び戻すようです。中日退団後、韓国、メキシコを渡り歩き、『お手頃価格』で契約できそうです」(スポーツ紙記者)


選手補強の〝資金難〟を指摘する声は多く聞かれた。21年1月、ナゴヤドームのネーミングライツが決まったあたりから、そんな話が出始めた。


「20年オフ、契約更改で保留者が続出しました。選手が球団の査定に疑問と怒りを持ったからです」(同)


それだけではない。19年の根尾昂、20年の石川昂弥、21年の髙橋宏斗と、ドライチたちがルーキーイヤーの契約更改でいきなりの減俸提示を食らっている。これにはファンも「高卒ルーキーだし、大目に見てやれ」と同情したが、球団は「この年俸なら一軍定着は当然」と、突き放している。このシビアさに「球団売却か?」と、好き勝手に騒ぐファンも出始めた。


立浪監督はファン待望の指揮官であり、集客(=収支増)とチーム再建の両方を託されたのだ。ドラフトでの空回りもチーム愛からきたものだが、突破口はまだ見えていない。貧すれば鈍する、という。果たしてこのチームの未来は…。