韓国・ソウルの繁華街、梨泰院（イテウォン）で発生した「将棋倒し事故」で亡くなった2人の日本人女性のうち、1人はモデルだったことが分かった。

「語学留学中に事故に巻き込まれた北海道根室市出身の冨川芽生さん（26）のお写真がメディアで報じられると、ネットで『美人』『かわいい』といった書き込みが目立つようになりました。それもそのはず、彼女は事務所にも所属していたモデルだったんです」（ネットライター）

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悲惨な事故は、10月29日に起こった。現場の梨泰院は日本でもリメイクされた人気ドラマの舞台にもなった街で、日本の渋谷や原宿のような場所だ。

横幅の狭い道路にハロウィンの仮装をした群衆が押し寄せて「将棋倒し」になり、155人もの若者の尊い命が奪われた。

「セウォル号沈没」以来の自粛ムード

「当初、この事故は『飲み屋にいた芸能人を見るために群衆が押し寄せた』ことが原因と報じられましたが、本人は否定。確かに現場にはいたが、自分も人並みにもまれ、飲み屋に押し込まれたと主張。従業員に『外は危ないから、ここにいていいですよ』と言われ、〝避難〟していただけだとコメントしています」（同・ライター）

この事故では、韓国のアイドルオーディション番組『プロデュース101』シーズン2への出演で知られる俳優のイ・ジハンさん（24）も、「群衆の1人」として犠牲になっている。

「このことからも、事故の原因とされた芸能人の主張がウソとは思えない。原因究明は、これからの捜査次第ですが、当日の警備態勢が不十分だったことも指摘されており、大きな社会問題に発展しそうです」（同・ライター）

韓国では、10月30日から11月5日までを「国家哀悼期間」と定め、犠牲者への弔意を表しているため、日本でも人気のK－POPグループのイベントなども次々に中止や延期が決定されている。

「いずれもガールズグループのTWICEやIVE、Kep1erなどがファンミーティングなどを延期、もしくは中止しています。韓国の芸能界では、多くの修学旅行生が犠牲になった2014年の『セウォル号沈没事故』以来の自粛ムードが漂っており、BTSも JINの入隊前のイベントが中止になるのではないかとみられています」（スポーツ紙記者）

ジュエリーデザイナーとして活動しながらモデル業もこなしていたという冨川芽生さんも、K-POPファンだったのかもしれない。