(画像)Angelina Dimitrova/Shutterstock
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高級車ロールス・ロイスが初EV車を発売!2030年までに内燃エンジン搭載車は販売終了へ

イギリスの高級車ロールス・ロイス(ロールス・ロイス・モーター・カーズ)は、自社で初となる電気自動車(EV)を発表した。車名は『スペクター』。ラグジュアリーな大型ボディの2ドアクーペだ。


自社製品では空気抵抗が最も少なく、1回の充電で航続距離は最大で520キロ。価格は4000万〜5000万円とされ、初回生産分は2023年第4四半期の納車予定となっている。


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ロールス・ロイスのトルステン・ミュラー・エトベシュ最高経営責任者(CEO)は、「10年以上前から、ロールス・ロイスにとって電動化が最適だと考えており、2030年までに内燃エンジン搭載車の販売を終了し、すべてのモデルをEVにする目標を掲げている」と語り、スペクターはその第一歩となる。


「ロールス・ロイス」「BMW」「ミニ」の3ブランドを展開するBMWグループは、30年までにグループの世界販売台数に占めるEVの比率を50%以上に引き上げ、ミニとロールス・ロイスすべての車種のEV化を進めている。

人気が高く下取り価格も上昇

日本では世界的な半導体不足による部品不足で国内の輸入車登録台数が減少する中、海外の超高級自動車メーカーのフェラーリ、ロールス・ロイス、ランボルギーニ、ベントレー、マセラティ、ポルシェ、BMWの販売台数は伸びている。

「コロナで儲けた医師や経営者など30代〜40代の購入が増えており、2〜3年で乗り換える方が多いですね」(自動車ディーラー)


半導体不足でなかなか新車が入って来ない状況で、下取り価格も上昇しており、電気自動車やSUVの人気が高いそうだ。


富の象徴ロールス・ロイスは庶民にとって夢のまた夢だが、1台数千万円の高級車を乗り換えられるのは何とも羨ましい話である。