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JRA重賞『天皇賞・秋』(GⅠ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

(C)JRA
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春のGⅠで好走した馬たちを中心に、好メンバーが集結。見応えのある一戦となりそうだ。過去10年の集計では、1番人気馬が【5・3・1・1】、2番人気馬も【1・2・3・4】と信頼に応えており、その結果、全体的に3連単の配当も低め。

特に近3年は万馬券未満と堅い決着となっている。ただ今年は、昨年のような完全な3強状態とはなりそうもなく、2&3年前のアーモンドアイのような圧倒的な中心馬も不在。波乱の余地はありそうだ。

★軸馬=イクイノックス
新馬、東京スポーツ杯2歳Sと連勝後にぶっつけで挑んだ皐月賞で2着、その後のダービーも2着と、4戦4連対のイクイノックス。GⅠ2戦は、いずれも18頭立ての大外枠を克服してのものだけに価値がある。さらに加えれば、ダービーは2分21秒9のレースレコード決着で、タイム差なし(クビ差)。3歳世代トップクラスの能力を秘めていることは証明済みだ。上の世代とは初対戦でも、昨年、皐月賞1着、ダービー2着のエフフォーリアが勝っているように、トップクラスなら3歳馬でも通用するのがこのレースだ。

★相手=ジャックドール
2走前の大阪杯5着で、1勝クラスからの連勝は5でストップしていたジャックドール。しかし、前走の札幌記念では、好位から直線で抜け出し、すぐさま巻き返しの勝利。今回も、札幌記念と同様にパンサラッサがレースを先導する可能性が高く、極端にペースが緩むことはないだろう。逃げ馬の直後で脚をためられれば、ゴール前で再度の抜け出しがある。持ち時計1分57秒2(3走前の金鯱賞1着時)は、今回の登録馬の中では最速。東京コースに限定しても1分57秒4(4走前の白富士S1着時)でトップなので、時計勝負になれば、有利に運べそう。

★相手=ダノンベルーガ
デビュー2連勝で共同通信杯を制し、皐月賞が0秒3差、1番人気に推されたダービーは0秒4差で、いずれも4着と、あと一歩のところまで迫っていたダノンベルーガ。ダービーは10キロ減で、目一杯の仕上げだったはず。夏の成長分も加味して、馬体をパワーアップさせて出てくるようなら、春の雪辱を果たしても不思議はない。

道悪ならノースブリッジ

★相手=ジオグリフ
皐月賞では、イクイノックスとダノンベルーガを破って勝利しているジオグリフ。ただ、ダービーは7着で、さらにその後に軽度の骨折が判明するなど、やや順調さを欠いている。今回の3歳馬3頭の中では唯一のGⅠ馬で、地力は互角。あとは、どこまで調子を上げてきているかがポイントとなってきそう。

★相手=ノースブリッジ
前走の毎日王冠は、出遅れながらも最後はジリジリと差を詰め5着まで押し上げたノースブリッジ。スムーズに先行できていれば、結果は違ったはず。ここがGⅠ初参戦と実績は見劣るが、芝2000メートルは5戦4勝(そのうち東京で2勝)と得意。芝の稍重〜重では【3・0・1・0】と4着以下なし。馬場が渋って他馬が苦にするようならチャンスだ。

★相手=シャフリヤール
昨年のダービー馬で、今春のドバイシーマクラシックも制しているシャフリヤール。実力は現役トップクラスと言っていい。懸念は、過去10年で海外帰りの馬は3頭いるが、いずれも掲示板外に敗れている点。疲れが残っていなければ、当然有力馬の1頭。

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