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UFO研究家・竹本良インタビュー〜「間もなく宇宙人の存在が公になる!」〜

竹本良
竹本良 (C)週刊実話Web

昨今、アメリカでは次々とUFOに関連する情報公開が行われている。これまでUFOの存在は公式に認められていなかったが、なぜ急速に状況が変わったのだろうか。UFOの真の正体が明らかにされる日は、すぐそこまで迫っているのか。そこで日本のUFO研究の一人者である竹本良氏に話を聞いた。

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2017年12月、アメリカ国防総省(通称ペンタゴン)で極秘のUFO(未確認飛行物体)研究プロジェクトに参画し、その責任者を務めていたルイス・エリゾンド氏が、米空軍の戦闘機が遭遇した実際のUFO映像を公開した。これに端を発して、アメリカ政府は軍が保有するUFO情報や映像を次々に公開するようになった。

今年5月17日には、アメリカの下院情報特別委員会が、UFOに関する公聴会を約50年ぶりに開催。国防総省の情報担当の幹部らによって、米海軍の航空機を丸い物体が猛スピードで追い抜いていく不可解な映像などが公開された。

アメリカ政府は2004年以降に、軍のパイロットが観測した144件のUFO現象について報告書を公表しているが、しぼんだ気球を見間違えたものと判断された1件を除いて、残りの143件はそれが何なのか説明できないとしている。

米海軍の情報部は、これまで公式にまとめたUFO現象は400件に上ると明かしたが、「それが地球外のものであることを示す材料はない」と述べている。しかし、最強を誇る米軍とその科学力をもってしても解明できないものが、他国製の軍事兵器や未知なる自然現象であることなど、あり得るのだろうか。

そこで、さまざまな疑問を解き明かすべく、テレビ朝日系の年末特番『ビートたけしの超常現象Xファイル』などでおなじみのUFO研究家・竹本良氏に話を聞いてみた。

明らかにするには条件クリアが必要

――昨今のアメリカが、情報公開を急いでいる理由は何でしょうか?

竹本「長いことアメリカ政府は、UFOと宇宙人の情報を自分たちだけで握っていましたが、いよいよ隠しきれなくなったというのが正直なところでしょう。今やスマホの普及で、全世界の大多数の人間がカメラを持っている時代です。かつてよりも大量の証拠映像が撮られています。また、インターネットのせいで情報統制が利かなくなったのは大きいでしょう」

竹本良
竹本良 (C)週刊実話Web

――現時点では、UFOの存在を認めても、それが異星文明に由来するとまでは認めていません。アメリカはどこまで知っているのでしょうか?

竹本「すでに異星人とコンタクトを取っていますよ。ロズウェル事件(1947年に発生したとされるUFO墜落事件)以降、アメリカだけで30件以上のUFO墜落事件が起きています。エリア51をはじめとした米軍基地の地下には、墜落したUFOや異星人らを研究する施設が存在し、彼らのテクノロジーも習得しています。光ファイバーや形状記憶合金、暗視カメラやビーム兵器などは、UFOのテクノロジーを利用して開発したものです」

――では、もう間もなく、UFOだけでなく異星人の存在も明らかにされるのでしょうか?

竹本「実はそこが難しい問題で、私は3つの条件をクリアできるかがポイントだと思っています。1つはパニックの問題です。例えば公になる宇宙人が、巨大なタコ型宇宙人だったらどうでしょうか。全世界で大きなパニックが起きるはずです。人類が想像もできないテクノロジーの存在が公になるわけですから、世界経済などにも途方もない影響を及ぼすでしょう。2つ目は、一神教の問題です。宇宙人がわれわれと同じ人間型であれば別ですが、見たこともないような異形の存在であったとすれば、神様が自分に似せて人類を創造したという聖書の設定が崩壊してしまいます。日本人には分かりにくいですが、築き上げてきた2000年の歴史がすべて無に返ることに等しく、一神教であるキリスト教徒やユダヤ教徒、イスラム教徒などに与えるインパクトは想像を絶するものがあります」

日本も国を挙げて情報収集する時期

――確かに大変なことになりそうです。

竹本「最後の問題はアイゼンハワー大統領の時代(1953年〜61年)に、異星人から反重力や新エネルギーのノウハウを教えてもらう代わりに、アメリカ国民へのアブダクション(誘拐)や遺伝子操作を黙認するという密約を結んでいるため、これがバレると国民に糾弾されかねないのです。しかも、多くのアメリカ人が人体実験を施されながら、約束は反故にされ、肝心なことは教えてもらえていないのです。地球最強の軍事力も彼らにはまったく通じないのですから、どうしようもありません。アメリカ政府が長年、全面公開に二の足を踏んでいるのは、こういった問題を解決する自信がないからだと思われます」

――では、わが国の政府はどこまで真実を知っているのでしょうか?

竹本「かつて防衛省に問い合わせた結果、1年間に20件から40件に及ぶ原因不明のスクランブル発進が行われていることが分かりました。最新鋭のレーダーによって、中国やロシアをはじめ海外から飛んでくる飛来物ならすべて分かるので、おそらく防衛省の中でUFO情報は共有されているはずです。政府がどこまで把握しているのかは不明ですが、今年4月、日本維新の会の浅川義治衆議院議員が、衆院内閣委員会でUFOの質問をするという歴史的な質疑が行われました。官房長官らの答弁は曖昧なものでしたが、無関心だった国会議員の間でも『浅川議員の言っていたことは本当では?』という声が大きくなりました。今年になってアメリカ議会が、UFOの全容解明と情報公開に大きな動きを見せていることは、日本の政府筋も把握しているはずです。私は、秋の臨時国会に期待しています。日本でも国を挙げて、UFOの情報収集を行う時期が来たのかもしれません」

――もしも、すべてが明らかになるときが来たら、果たしてわれわれはどうなるでしょうか?

竹本「先にも述べましたが、おそらく欧米やイスラム圏では、価値の大崩壊が起こるでしょう。一方、多神教で、石にも魂が宿っているという精神世界を持っている日本人には、そういったインパクトはなく、自然と彼らの存在を受け入れることができるでしょう。私は日本人が中心となって、異星人との良好な関係を築くべきだと思っています。日本人こそが宇宙文明の受け入れ先として、ベストな存在なのです。そのためには一人一人が、もっと率先してUFOや異星人の情報に触れ、世界に向かって発信していくことが大事だと思っています」

宇宙人が姿を現す日は、そう遠くないのだろうか。そのために、今から心の準備をしておきたい。

(文・取材/渡辺則明)

【竹本良プロフィール】
UFO研究家。科学問題研究家。聖パウロ国際大学サイキックパワー開発研究科主任教授。年末特番の『ビートたけしの超常現象Xファイル』(テレビ朝日系)などのコメンテーターとして活躍。著書に『宇宙人革命』(青林堂)、『テロとUFO―世界貿易センタービル「あの瞬間」に現れた謎のUFO』(徳間書店)、『UFO-X-ファイル―コズミックウォーターゲート事件の謎』(三一書房)などがある。

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