(画像)rafastockbr/Shutterstock
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四つん這いの大学の先輩に熱湯かけ重傷負わせた疑い 三菱UFJ子会社の男逮捕

「瞬間湯沸かし器」といえば寺内貫太郎だが、どんなに短気な雷おやじでも相手に熱湯をかけることはない。


警視庁捜査1課は10月4日、知人男性(33)に熱湯をかけ全身にやけどを負わせたとして、三菱UFJ銀行の小会社「三菱UFJインフォメーションテクノロジー」社員、奥村啓志容疑者(33)を逮捕した。


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奥村容疑者は8月27日の午前4時ごろから午後2時ごろまでの間、東京・港区のホテルで男性に熱湯をかけ、全治3カ月の重傷を負わせた疑い。


「瀕死の大やけどを負った男性は、奥村容疑者の大学院の1年先輩で、卒業後もたまに旅行に行く仲だったようです。今年5月に男性から仕事上のトラブルについて相談され、奥村容疑者は解決に金がかかったので支払えと要求。架空の借金返済を迫りました。奥村容疑者は男性をホテルに呼び出し、四つん這いにさせて電気ケトルで沸騰させたお湯を十数回にわたり浴びせ続けた」(捜査関係者)

集中治療室に6日間

奥村容疑者に帰宅を許されてホテルを出た男性は、徒歩10分ほどの地下鉄芝公園駅で休憩し、午後8時半ごろにJR川崎駅に到着。ベンチに横たわるとそのまま意識不明に陥ったという。

翌日未明の午前2時ごろ、付近を巡回する警備員が男性を発見して119番通報。男性は6日間を集中治療室で過ごし、一命をとりとめた。奥村容疑者は警察の調べに素直に応じ、犯行を全面的に認めているという。


「(奥村容疑者は)穏やかな普通の人という印象。独り暮らしで、引っ越してきてから4年ほど。身長は170センチくらいで、いつも黒い自転車で駅まで行き、通勤していました」(同じマンションの住民)


湯をかけるのは、水をかぶって女の子になった早乙女乱馬を元に戻す、漫画の世界だけにしてもらいたい。