
東京にある私立の中高一貫校で、〝女子御三家〟の一つ「桜蔭学園」の校舎の隣に、地上20階建てのタワーマンションの建設が計画され、物議を醸している。
学園側は教室が日陰になってしまうことや、のぞき見、盗撮の恐れがあるとして、計画見直しを訴えているというのだ。
同校は、中学入試では「女子学院中学校」「雙葉中学校」と並び〝女子御三家〟と呼ばれる名門で、毎年多くの学生が東京大学をはじめとした首都圏の難関大学へ合格。東大卒のタレント・菊川怜や、「このハゲー!」発言で知られる元衆議院議員の豊田真由子氏らを輩出している。
文京区本郷一丁目に所在する校舎のすぐ脇に立つ1979年築のマンションに建て替え計画が持ち上がり、地上20階地下1階、高さ69メートルのタワマンになることが判明。学園側が難色を示しているのである。
都の特例制度を利用した建築計画
「学園の理事長は、朝日新聞の取材に対し、日照面のほか、生徒に対するのぞき見や盗撮などのプライバシー問題にも懸念を表しています。現在までに、在校生の家族や卒業生らの署名1万5000筆分を都議会に提出しているとされますが、建築主は都の特例制度を利用して高さ制限の緩和を申請するなど法令に則っているだけに、簡単には見直されないはずです」(不動産業界に詳しいジャーナリスト)
ネット上には学園に批判的な意見も。
《意味が分からない。本当に心配であれば、学校側が対策を講じればいいだけ》
《学園としては死活問題でしょうが、無理でしょうね。お嬢様校だから署名を集めれば何とかなるという考えが通ってしまえば法律を否定することになる》
《近くに高層マンションが立つのを嫌がるのは皆同じ。女子学生だからといってどうなるわけじゃない。覗き見されたくなければ学校側が対策するしかないのでは?》
《大岡政談に「天日裁き」というのがあります。自分の権利ばかりを振りかざしていると、結局大きなしっぺ返しを食らいますよというお話です。さてさてどうなることになるでしょうかね》
このままでは、新しいマンションに入居する予定の住民も気分はよくないだろう。
「生徒たちからのぞきや盗撮をするかもしれない人たちと思われたら、お互い精神衛生上よくない。そうしたストレスが、別の問題を引き起こすかもしれませんね」(前出・ジャーナリスト)
とはいえ、伝統のある学園側が移転するのもおかしな話。いったい、どう解決すればいいのか。
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