(画像)neme_jimenez / Shutterstock.com
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オートキャンパーに朗報!キャンピングカーの“黒船”『デュカト』が日本上陸

9月15日、自動車メーカーの「ステランティス」が、同社のブランド『フィアット プロフェッショナル』の商用バンである『デュカト(DUCATO)』を日本に導入することを発表した。


日本を代表するキャンピングカービルダー5社と正規販売代理店契約を締結。従来から『デュカト』のキャンピングカーを並行輸入していたビルダーのみならず、「トイファクトリー」などの和製ビルダーも参加しており、高い期待感をもって迎えられている。


【関連】自動車業界に中国が侵食!? ボルボもベンツも中国資本の支配下で止められない勢い ほか「欧米ではキャンピングカーのベース車としてベストセラーの車種です。特にヨーロッパの小型商用車セグメントでは約7割のシェアを占め、日本車では『ハイエース』が一番のライバルになりそうです。運転席や助手席が回転できるため、リビングモードではそれらのスペースを活かせるなど、車内レイアウトの自由度が高いのが強み」(キャンピングカー評論家)

新たな市場開拓の機会に

契約ビルダーによる『デュカト』ベースのキャンピングカーが発表されるのは来年以降とみられるが、「黒船」とも言える人気車種の正規輸入は、日本のキャンピングカー市場だけでなく、トヨタ、日産などのフルラインアップメーカーの取扱車種にも影響を与える可能性が高い。とはいえ、オートキャンパーにとっては選択肢が増え、朗報となろう。

ここ数年、複数の海外自動車メーカーが日本から撤退していたが、今回のように日本市場の魅力を見直し、新たな市場開拓のチャンスを見出す世界的な企業も増えている。


商用車に関しては、ガラパゴス感が強かった日本市場。『フィアット プロフェッショナル』の日本進出をきっかけに、良くも悪くもハイエースや軽バン、軽トラックで埋め尽くされている日本の景色が変わるかもしれない。