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『美女ざんまい』~トランスジェンダー/モデル/女優・西原さつきインタビュー

美しすぎるトランスジェンダー「西原さつき」インタビュー
美しすぎるトランスジェンダー「西原さつき」インタビュー (C)週刊実話Web

NHKドラマにも出演する西原さつきは、元男の子。幼稚園時代に自分の性に違和感を抱き、16歳からホルモン注射を開始、26歳で性別適合手術を受けた。タレントのはるな愛がグランプリを獲得したミス・インターナショナル・クイーンコンテストにも出場し(2013年、15年の2回)、1回目は本選上位10人に入賞、2回目はミス・フォトジェニック賞を受賞している。179センチの長身ながら幼顔、それでいて爆乳…という容貌が注目を集め〝美しすぎるトランスジェンダー〟と呼ばれているのだ。「好きになるのは男性。でも、恋愛経験は少ないんです」とはにかむ彼女に、恋から仕事、アソコの構造までを聞いた。

西原 幼稚園の時、田舎だったせいかプールに入る際はみんな全裸だったんです。その時、とても仲のよかった女の子が私とは違う体のつくりをしていてショックを受けました。あまり仲のよくない男の子を見たら、私と同じモノが付いていてさらにびっくり。「私はこっち側なんだ!」と自覚してしまったんです。

――そこから「女の子になりたい」と思い始めるのですね。具体的にはどんな行動を?

西原 上戸彩さんが性同一性障害の生徒を演じた『3年B組金八先生』を見て、「私も、これだ」と思うようになり、ネットでものすごく調べました。高校に進学した頃から中性的な格好をするようになり、16歳から親に内緒でアルバイトをしてホルモン注射を開始したんです。

――いつ頃から性適合手術を受けたいと?

西原 ぼんやりとした願望はあったのですが、お金もすごいかかるし、周りにやっている人もいなくて悶々としてましたね。そもそも、それをやって仕事があるかも分からないじゃないですか。夜の世界しかないのかな、それともタレントとか…って迷っていたんです。

ウソをつき通すなんてできない…

――就活もしたんですね?

西原 はい。手術を受けるためにはお金も必要ですし。履歴書の名前は男性なんですが、女性の服装で面接に臨みました。ウェブ広告の代理店に採用され、女性社員として勤務させてもらえたんです。トイレや健康診断も女性としての待遇で「初めて人間扱いされた」と嬉しかったです。

――そのまま〝女装する男性〟で生活することもできたのに…。

西原 そうなんですが、好きな人ができたりしてデートをしても、そのことを言い出せなくて悶々と悩むわけです。相手の方は女性として私に接してくれてるのに、いつかはカミングアウトをしなくてはいけないわけで…。そんな時に別の用件で戸籍謄本全部事項証明書というのを取り寄せたら、そこにはしっかり男の名前が書かれていたんですね。これ、結婚する時に絶対にバレる、ウソをつき通すなんてできないんだって悟りました。

――そこから積極的にカミングアウトを?

西原 26歳で手術を受け、その直後に、はるな愛さんが優勝されたこともある、ミス・インターナショナル・クイーンに出場。自分のことを「もともとは男性でした」と世の中に向かって初めてカミングアウトしたんです。