割れんばかりの「MVPコール」だった。
9月30日にあわや〝ノー・ノー〟の快投を見せた大谷翔平。大コールが起きた理由は、本塁打61本(10月1日時点)、ヤンキースのアーロン・ジャッジとの同タイトル争いの論争に決着がついていないため。
だが、この自己最多となる15勝目が、MVP争いに大きな影響を与えそうだ。
実は、日本の大手メディアが伝えていない「MVP争い」の妙案があったのだ。
「大谷とジャッジ、どちらもMVPに相応しい。どちらか1人を選ぶのではなく、両方がハッピーになる落としどころが見つかったんです」(米国在住記者)
話は9月6日にさかのぼる。米スポーツ専門局ESPNが野球記者にアンケートを実施した。米メディアが「どちらが相応しいか?」をまとめるのは、これまでにも見られた。しかし、同局の集めた回答の中に「新提案」があったのだ。
「賞レースでどちらか一方が消えるのは寂しい。両方に与えるべきだ。ジャッジがMVP、大谷がサイ・ヤング賞で」
「ノンタイトルで終わらせるわけには…」
ア・リーグのサイ・ヤング賞争いだが、アストロズのジャスティン・バーランダーが優勢と見られている。大谷が15勝を挙げた時点で、バーランダーの成績は17勝4敗。防御率も1.80と素晴らしい。
「だが、大谷は34本塁打、2割7分6厘、94打点の高い打者成績を残して、さらに15勝を挙げている」
このように〝二刀流での加点〟がある。この〝タイトル棲み分け論〟が出た際、「ナイスジョーク!」の失笑も見られたが、30日のアスレチックス戦後、アメリカの空気が変わりつつある。
米国ファンも半信半疑だった大谷の規定投球回数到達が〝完全な射程圏内〟となったからだ。到達まで「あと1イニング」だ。
規定打席と同イニング数に到達した選手はいない。史上初の快挙である。我々は歴史の目撃者となり、前人未到の記録を打ち立てた大谷を「ノンタイトルで終わらせるわけには…」という雰囲気になってきたのだ。
「MVPのダブル受賞が1例だけあるんです。1979年ナ・リーグで」(前出・記者)
大谷は昨季もMVPに輝いている。この際、MVPとサイ・ヤング賞のダブル受賞でいいのでは? ジャッジもスゴいが、大谷に追い風が吹き始めたのは間違いない。果たしてどうなるか。
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