社会

薬飲ませ女性客に性的暴行…旅行サイトでも高評価の「古民家」経営の男逮捕

Luis Molinero
(画像)Luis Molinero/Shutterstock

「1泊だけと言わず、お客様さえ良ければ何泊していただいても大丈夫ですからね」

親切な台詞は鬼婆に食われるお約束フラグを思わせるが、発言者は古民家の男性宿主。旅行サイトに書き込まれた高評価に対してこんな返答をし、それを鵜呑みにした女性客は文字通り「食われ」ていたようだ。

岡山県警は9月20日、女性宿泊客に対し薬物を飲ませて性的暴行をしたとして、岡山県里庄町にある『Cafe&GuestHouse凸屋』の経営者・武内俊晴容疑者(48)を準強制性交等の疑いで逮捕。武内容疑者は2019年8月8日夜、30代の女性宿泊客に睡眠作用のある薬物を飲ませ、抵抗できない状態にしてわいせつ行為に及んだという。容疑者が提供した酒などに薬物を混入した疑いがある。

「3年前の事件が発覚したきっかけは、今年3月に宿に泊まった女性客が翌朝に嘔吐するなど、体調を崩したと警察に相談。女性客の体内から薬物が検出されたから」(捜査関係者)

近隣住民とのトラブルも絶えず…

武内容疑者は「やったかどうかは黙秘します」と供述を拒絶しているという。

この宿は20年近く空き家だった古民家を容疑者が買い取って、4年前に宿泊施設として開業。だが開業当初から、近隣住民とのトラブルが絶えなかったという。

「隣の家との境界線を示す柵を勝手に引っこ抜く、不要物を他人の土地に捨てる、狭い道を車で猛スピードを出して走り抜けるなどの迷惑行為が目立ちました」(近所の住民)

家宅捜索では、容疑者が無断で撮影したと思われる女性宿泊客の写真や動画も多数押収されている。

「女性客1人でも安心して泊まれた」という高評価に釣られ、2〜3カ月もの長期滞在をする女性客までいたという。被害は今後も拡大しそうである。

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