
2019年7月に『京都アニメーション』第1スタジオが放火され、36人が死亡、33人が重軽傷を負った事件の青葉真司容疑者(42)が、12月16日、京都地検によって殺人、殺人未遂、現住建造物等放火の罪で起訴された。
地検は約半年に及ぶ鑑定留置で、事件当時、青葉被告には刑事責任能力があったと判断。今後、青葉被告のさらなる健康回復を図り、京都地裁で公判前整理手続きを経て、裁判員裁判で審理されることになる。
事件直後に大やけどを負った青葉被告は、京都市内の病院に搬送されたが、その後、皮膚の移植治療を行うために近畿大学病院(大阪府大阪狭山市)に転院している。
その後、青葉被告は昨年5月、意思表示ができるまでに回復したとして、逮捕・送検された。そして、被告のために医療設備を拡充した大阪拘置所に移され、半年以上にわたる精神鑑定の末、今回の起訴となった。
弁護側が“寝たきり状態”の取り調べを否認!?
「青葉被告はほぼ寝たきりで、法廷に出廷することはできません。そこまで回復するのにあと1年はかかるでしょう」(病院関係者)
被告の健康が回復しても、公判まではまだ長い道のりが予想される。
「まず、弁護側が再度の精神鑑定を求める可能性が高い。公判前手続きでは、死者36人、重軽傷者33人が、どんなふうに被害に遭ったか、証拠とともに確定しなければなりません。被害者が多いほど時間がかかるのです。45人が殺傷された相模原市の事件では、計36回の手続きを重ね、起訴から初公判まで2年10カ月を要しました」(法曹関係者)
弁護側が寝たきり状態で行われた取り調べについて、任意性や証拠能力を否認することも予想される。
初公判まで2年以上も待たされては、遺族の方々も腑に落ちないだろう。
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