(画像)Kues / shutterstock
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「くず餅以上にクズ過ぎ」社長が交通事故で相手を恫喝した『船橋屋』に“内部告発”も

くず餅やあんみつの老舗で知られる東京・亀戸の『船橋屋』の渡辺雅司社長(58)が交通事故を起こした際に、ヤクザ顔負けの恫喝をした問題が〝延焼〟している。ネット上に、元従業員と思われる関係者などからの告発が相次いでいるのだ。


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炎上の発端は、ツイッター上に投稿された渡辺社長を巡る告発ツイートだった。


このツイートには、渡辺社長が運転する高級車・ベントレーが猛スピードで別の車に突っ込んでいくドラレコ動画が投稿されていた。


ここまでは通常の交通事故だが、驚くのはその後だ。


勢いよく車から飛び出した渡辺社長が、ぶつかった車のドライバーに「どっからお前出て来てんだ、この野郎!」「どっから出て来てんだよ。えっ?じゃねーだろが、この野郎が! てめぇ、何まず曲がって来てんだよ」と詰め寄ったのである。


接触した車のドライバーが、「いや、青(信号)でしたよ」と説明すると、渡辺社長は、「青じゃねぇから、俺がここ来てんだよ。おめぇが左に、おい!」と怒鳴り声を上げ、相手の車を蹴り上げるような音も収録されていた。


これが瞬く間にSNSで拡散されると、同社は「事故並びに現場での対応は概ね事実」と認めて謝罪。和解・示談は既に成立していると報告した上で、9月28日に渡辺社長から辞任の申し出があり、受理する方針であることを明かしている。

ネット上の動画を消す業者に依頼?

ところがこの炎上騒動、これだけでは終わらなかった。ネットには「内部告発」とみられる書き込みが急増しているというのだ。
《Google、Twitterサジェストに3週間前から船橋屋 ベントレー 事故等出ていたのを消すために業者を雇っていた》

《売り上げた目標に達しないとワタナベントレーが怒鳴り散らすんだよね》


《5人の新卒採用枠に1万7000人が殺到とメディアでは紹介されますが、それは2015年の話。今は、新卒入社も離職率が高く、26店舗中、店長がいない店舗が8店、そして今月(2022年9月)6名の実績のある店長が辞めます》


《給料は東京の割にくそ安いし、気に入った従業員だけ贔屓にして給料高くしてる。新卒採用も可愛い子、ほぼ顔で判断して採用してます》
もちろん、これらが本当に関係者からの「内部告発」という証拠はなく、事実かどうかも今のところ不明だが…。

「公式サイトによると、船橋屋は文化2(1805)年に創業した老舗で、くず餅は江戸名物のひとつに数えられたほどの逸品。芥川龍之介や永井荷風、作家の吉川英治も店に足を運び、吉川の書いた看板が今も本店に飾られているそうです」(ネットライター)


八代目当主にあたる渡辺社長は、立教大学の経済学部を卒業後、三和銀行(現・三菱UFJ銀行)に勤務した経験もあるエリート。見た目もスマートで、年齢より若々しく、物腰の柔らかそうな印象で、とても恫喝動画が本人とは思えない雰囲気だ。


「やり手の経営者として、メディアに取り上げられることも多く、テレビ東京のビジネス番組『カンブリア宮殿』で特集されたこともあるそうですが、インタビューなどでは、かつて自分が〝パワハラ体質〟だったことを告白。銀行員から社長になった当初は、職人たちの言動が許せず、高圧的な態度を取り続けたため、気づくと職人の8割が辞めていたとも明かしています」(同・ライター)


その後、〝改心〟したという渡辺社長。「組織活性化プロジェクト」を発足させ、数名の採用枠に1万7000人ものエントリーが来るようになったというが、本質は変わっていなかったということか。


ネット上には、こんな書き込みがある。
《くず餅以上に社長がクズ過ぎて吹いた。もう二度と買いません》
老舗の看板に泥を塗っただけでは済みそうもない。