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日ハム・新庄監督“続投要請”に仰天注文?坂本勇人と田中将大のダブル獲りへ!?

新庄剛志
新庄剛志 (C)週刊実話Web

「球団から『来年もお願いします』と言われても、残り試合で(選手が)成長できないかなと思ったら、分からない。俺という人間は、俺も分からない」

昨年、日本ハムから10年契約のオファーを断り、1年契約(推定1億円)を選択した新庄剛志監督。そんな〝ビッグボス〟が、来季続投の条件として「大型補強」を球団側に要請しているという。

色よい返事がもらえなかったら、来季はここにいない。「電撃退団」はブラフではない。

「新庄監督が突き付けた条件は、楽天の田中将大投手と巨人の坂本勇人内野手のダブル獲り。ともに兵庫県伊丹市で少年時代を過ごした2人は、少年野球でもバッテリーを組んでいました。当時、田中は捕手で坂本が投手だったが、20年ぶりに合体させようというのです」(球団関係者)

日本ハムは札幌市に隣接する北広島市に600億円を投じて国内初の開閉式屋根の天然芝球場「エスコンフィールド北海道」を建設中で、すでに9割が完成し、来年3月に開業する。球団は、オープニングイヤーを優勝で飾ることを期待しているが、新庄監督は「到底難しい」とさじを投げた。要請を快諾しないのは、そのためだ。

「確かに日米で輝かしい実績を残してきた楽天のレジェンド右腕と巨人の現役主将がダブル獲りできれば、優勝は狙えるが、無謀に近いでしょう。しかし、独自のアンテナを張り巡らせている新庄監督には、両球団とも『リリースを検討している』という情報が届いているようです」(同)

見直される年俸やスキャンダル

年俸9億円(推定、以下同)の田中は、今季で楽天との2年契約が満了する。昨季が4勝9敗、今季9勝11敗(9月26日時点)。三木谷浩史オーナーは「成績に見合った金額に見直す」方針で50%減が予想される。

となれば、チームのJ・ガント投手(2億4000万円)、C・ポンセ投手(1億円)、R・ヌニエス内野手(1億8000万円)を解雇すれば、獲得資金が捻出できる。加えて新球場を含めたエリア(北海道ボールパークFビレッジ)の地価上昇率が全国1位である事実を踏まえ、球団も地元企業の協力を得て2億円程度の特別予算を検討しているというのだ。

仮に楽天が田中をリリースした場合、巨人との争奪戦が予想される。しかし、札幌のテレビ局幹部によれば、鍵を握るのは田中の里田まい夫人だという。

「彼女は札幌市出身で、札幌大谷高校在学中に『カントリー娘。』の新メンバーとして加入後、ハロプロメンバーとして田中義剛社長の花畑牧場で農業・牧場をしながら活動しており、道民と馴染み深い。田中も駒大付属苫小牧高出身。新球場完成のタイミングでの移籍なら大賛成でしょう」

そこに青森県の光星学院高(当時)から巨人に進んだ坂本が加われば、相乗効果まで見込める。坂本の巨人離脱など夢想だにしなかったが、ここにきて状況が一変している。女性スキャンダル報道で、チームでの居場所を失いつつあるのだ。

大黒柱のいない日ハム

文春砲によると、坂本は20代の女性に繰り返し避妊なしでの性交渉や過激プレイを求めた末、妊娠が発覚。中絶を望むような言葉をかけ、ショックでその女性は自殺未遂を起こしたという。

巨人はすでに両者の示談が成立しているとし、処分は下していない。しかし、巨人の圧力でテレビのワイドショーやスポーツ紙がこの問題を完全スルーしていることから、ネットメディアを中心に批判や怒りが噴出している。

「銀座ホステスに対する性加害報道で、俳優の香川照之はテレビ降板やCM中止となり、韓国芸能界に活路を見出そうとしている。坂本と巨人の契約は来季(5年契約の最終年)まで残るが、都落ちは避けられない。山本モナとの不倫スキャンダルで日本ハムにトレードされた二岡智宏のパターン」(スポーツ紙デスク)

今年はFAの当たり年。先発の西勇輝、中継ぎの岩崎優(ともに阪神)、捕手は森友哉(西武)、内野手は浅村栄斗(楽天)、外崎修汰(西武)、中村奨吾(ロッテ)、高橋周平(中日)、外野手は西川龍馬(広島)らが資格を得る。

2年ぶりにFA補強を行う巨人が最も注力するのが、浅村だ。獲得できれば、二塁の吉川尚輝を遊撃に回すことができ、懸案事項だった「二遊間問題」が解決する。坂本にとっても、腰への守備負担が少ない天然芝、DH制のあるパ・リーグ移籍はメリットがある。

「新庄監督は5年連続で出塁率4割超を記録し、今年7月に海外FA権を得た近藤健介との交換を水面下で打診しているそうです。トレードなら、人的補償で悩む必要もありません。問題は年俸格差。近藤は2億5500万円で坂本の半分。そこで、差額分は折半という案が出ているようです」(巨人球団事情通)

パの5球団が激しい優勝&上位争いを展開する中、日本ハムは早々に最下位が確定。就任1年目にブレークした野手は打率首位(3割4分9厘)の松本剛だけ。

注目の清宮幸太郎は17本塁打、万波中正は14本塁打を放っているものの、ともに打率はわずか2割そこそこ。投手も伊藤大海が10勝9敗、加藤貴之が防御率2.00と頑張ってはいるが、大黒柱は育っていない。

新球場のオープンが半年後に迫り、時間をかけて若手を育て、優勝を狙う時間はない。徳俵に足がかかったビッグボスのうっちゃり技が、「田中将&坂本のダブル獲り」なのである。

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