(画像)Khosro/Shutterstock
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“ハッテン場”のサウナに潜伏!? 「老人ホーム殺人」容疑者の特殊な逃走ルート

高齢者入所施設で、またしてもお年寄りの命が介護職員によって奪われた。東京都北区の「特別養護老人ホーム」で、入所者の女性(92)を殺害させたとして、施設職員の菊池隆容疑者(50)が逃走先の北海道で逮捕されたのだ。


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「菊池容疑者は、9月15日から16日にかけて、高齢女性に暴行を加えて死亡させたとされています。女性の遺体は、胸と腕の骨が折れていて、顔から胸にかけては熱湯をかけられた痕もあったといいます。菊池容疑者は、当日は深夜当直でしたが、事件後の16日未明に施設を立ち去っており、警視庁は女性を殺害した直後に逃走したとみています」(全国紙社会部デスク)


事件後、菊池容疑者はタクシーで渋谷区のコンビニに向かい、ATMから82万円を引き出した後に池袋へ。そこからタクシーを乗り継いで、たどり着いたのが上野駅近辺のサウナだったという。


「このサウナは、ゲイの人たちが集う有名な〝ハッテン場〟だったのです。タクシーを乗り継いだり、衣服だけでなく靴まで履き替えて逃走していた菊池容疑者が、わざわざ立ち寄ったのが気になるところ。警察サイドも、『逃走の支援者を見つけようとしていたのではないか』とみて、慎重に捜査を進めています」(同・デスク)

店が避妊具とローションを提供

このサウナ店の利用者は、こう説明する。

「ショートでも宿泊でも利用は可能。チェックインすると、コンドームとベビーローションを渡されるのが特徴かな。個室にいると、利用者たちがドンドンとドアを叩いてくるので、顔を合わせてマッチングすれば〝ハッテン〟するという流れ。ドライサウナにミストサウナ、スチームサウナに分かれていて、ガチムチ系のためにトレーニングルームもあって、設備も意外と充実していますよ。利用者は、私たちみたいな人たちだけだから、人を殺したばかりのノンケの逃走者がわざわざ来るようなところではないよね」


短髪でがっちりした体形の菊池容疑者。このサウナ店を利用した後は、千葉や茨城などを転々としたあと、東京に戻ったところで一度は行方がつかめなくなった。しかし、北海道に渡ったことが判明し、捜査は急展開した。


「警視庁は、捜査員を北海道に向かわせて、繁華街のハッテン場などを重点的に張り込んだようです」(道警担当記者)


〝同じ趣味〟を持つ者は「仲間意識」が強いとされる。現時点では、逃走を手助けした人物がいたかどうかは不明だが、早期発見、逮捕に至った背景に、こうしたサウナ店の存在があったとは驚きだ。