(画像)Harold Escalona/Shutterstock
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ロシアで「徴兵逃れ」の“骨折サービス”まで登場!? プーチン大統領の思わぬ誤算

ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ侵攻に投じる兵力を増強するため〝部分的動員〟を発動し、ロシア国内にパニックが広がっている。


ロシアで人気の格安航空券サイト『アビアセールス』では発動当日に、アルメニアやジョージア、アゼルバイジャン、カザフスタンといった旧ソ連諸国への直行便が完売。他にもイスタンブール便などロシア発の航空便に予約が殺到し、軒並み満席となっているのだ。


【関連】プーチン大統領も暗殺される!? 相次ぐ不審死の背景に“ロシア超強硬派”の存在 ほかまた、国内では動員令に反対する抗議デモが行われ、38都市で1400人以上が治安当局に拘束された。ロシア国内で一斉に抗議デモが行われたのは、2月のウクライナ侵略開始以来とみられ、プーチン政権を揺るがしかねない事態に発展しそうだ。

日本でも第二次世界大戦中に流行

一方、ネット上では「徴兵逃れ」のための驚きのサービスが流行しているという。

「新たに予備役兵が動員されると発表された9月21日、ロシアでは『腕を骨折する方法』の検索数が急上昇。痛みなく腕を骨折させるという〝骨折サービス〟まで登場しています。価格は日本円にして3000円くらいですが、さすがにこのサービスを利用している人は、そう多くはなさそうですね」(ネットライター)


日本でも、第二次世界大戦中に「徴兵検査」で不合格になる手法として、骨折や指などを切断する自傷行為などが行われた。また、「醤油を飲むと具合が悪くなる」といった噂が流れたり、尿のすり替えたりするケースが多発したとされる。


「みんな、それだけ戦争に行きたくないんですよね。プーチン大統領は、部分的動員で招集されたモスクワ市民が戦闘で重傷を負った場合、本来の報酬とは別に100万ルーブル(約240万円)の慰労金を支払うと公表していますが、多くの国民がそんな〝はした金〟で大切な命を危険にさらしたくないと思っているわけです」(同・ライター)


そもそも、これだけ士気の上がらない兵士が、どれだけの戦果を上げられるのか。今回の動員令は、攻め込んだロシアが逆に劣勢であることを露呈しただけの結果に終わりそうだ。