「どうやら、新作映画で人気女優の松本まりかが、とうとう〝覚悟〟を決めたそうだ」
そんなウワサが映画界を駆け巡ったのは晩夏だった。
「すでに一部週刊誌には先走るかのように『〝丸出し〟撮影!』と報じられていましたが、まだ確証はありませんでしたね。その問題映画とは『夜、鳥たちが啼く』(12月9日公開予定、製作・配給クロックワークス)という作品です」(映画誌記者)
この新作でまりかは、夫と離婚し、幼い男児を抱え、夫の友人で家族ぐるみの付き合いだった小説家の慎一(山田裕貴)のもとに転がり込み、母屋と離れのプレハブで危うい共同生活を始める裕子というヒロインを演じている。やがて、2人が深い仲となるのに時間はかからず、彼女は母屋と離れを行き来する、いわば〝通い妻〟状態になっていく設定だ。
原作は映画化作品も多い小説家の佐藤泰志氏。例えば、『そこのみにて光輝く』(2014年)では、池脇千鶴が〝完脱ぎ〟し、『オーバーフェンス』(16年)では蒼井優がキワドい艶姿を披露したりと、官能度は高い。
「おまけに、『夜、鳥たちが啼く』の城定秀夫監督はピンク映画出身で、エロティック描写には定評があります。これまで『悦楽交差点』(15年)、『私の奴隷になりなさい』第2章、第3章(ともに18年)なども話題になりましたしね」(同・記者)
なるほど、今回のヒロインがまりかとくれば、濡れ場の期待度は上昇一途となるのも無理はない。彼女は00年のドラマ『六番目の小夜子』(NHK教育テレビ)で女優デビュー。美少女ぶりが評判になった。
「以後、しばらくはブランク気味でしたが、再び注目されたのが18年のドラマ『ホリデイラブ』(テレビ朝日系)。〝あざとかわいい〟大胆濡れ場が話題になりました」(アイドル評論家)
遺憾なく発揮される“母と牝の顔”
確かに、30代熟女となってその危うい色気は増してきた。『ホリデイラブ』では、ヒロインの仲里依紗の夫を自宅に連れ込む小悪魔的人妻を演じていた。その後は順風満帆で、10月8日スタートの『最高のオバハン 中島ハルコ シーズン2』(フジテレビ系)でも、引き続き大地真央と共演。今年公開される映画も『夜、鳥たちが啼く』を含め7本、さらにはCM、ナレーションなどにも引っ張りだこだ。
特に注目されたのは、夏に公開された映画『ぜんぶ、ボクのせい』。ここでは、子育て放棄し、同居中の男と行為を繰り返す自堕落な生活を送り、訪ねて来た子供にもそれを見せつけるという母親役を熱演した。
映画評論家の秋本鉄次氏は、彼女についてこう語る。
「作品自体も素晴らしいのですが、松本まりかのエロスにもグッときましたね。子供と再会したときはさすがに一瞬〝母の顔〟になるのですが、男が現れると、もう〝牝の顔〟になる。表情の変幻が絶品で、その潤んだ大きな瞳、ぽってりとした濡れた唇…これは〝オトコ殺し〟の相と見ましたが、いかがですかね。新作でも、その〝母と牝の顔〟は遺憾なく発揮されています」
さて、お待ちかね『夜、鳥たちが啼く』の〝まりか濡れ場〟だ。当初、共同生活するまりかと小説家は距離を保っていたが、旺盛な男女が体を求め合うのは時間の問題。ある日、執筆中の彼に近づき、話の内容を聞くと「傷を舐め合う男女の話さ」との答え。そんな彼の腕には海でクラゲに刺された傷があり、まりかはそこを思わずベロリと舐める。こうして、一気に堰を切るように…。
それを待っていたかのように求めるまりかが眉に皺を寄せ、喘ぐ、わななく。さらに荒々しく激しく律動を繰り返し、やがてフィニッシュを迎える…。
“濡れて泣く”のが見どころの1つ
このカラミ、まりかの肌の露出は脱ぎかけの衣服や男の体が邪魔をして、チラチラとしか拝めないのが歯痒いのだが、臨場感はかなりのもの。
「地方の街が舞台なので、夜、ホントに鳥が発情期で啼くシーンもあるのですが、まりかも負けずに〝濡れて泣く〟のが見どころの1つですね」(秋本氏)
続いての濡れ場では、男が強引に求めたのが災いしたのか、最初、まりかは「イヤっ」と拒否する。それでもめげずに求めると、「好きにして…」と根負け。男は衣服の中に手を忍び込ませ、まさぐる。すると激しく反応するまりか。
「おまけに、行為の前後に、彼女がセクシーな声で放つ『ねえ、一晩中、する気?』、『今日は(他の男と)していないから』、『外に声、聞かれちゃう…』といった台詞が淫語のようです。いわゆる〝完脱ぎ〟はないものの、『松本まりかエロスここにアリ』ですね」(秋本氏)
当のまりかもエロスに関しては寛容のようで、15年の舞台『水仙の花 narcissus』に出た際、自身のツイッターに舞台裏で亀甲縛りされている写真をアップしたほど。
「今回の新作も納得づくの濡れ場でしょう。ホップ、ステップと来て、次の映画では〝完脱ぎ〟大ジャンプを期待したいものです」(映画関係者)
あざと濡れ場はエロい。