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阪神・次期監督問題が大混迷!? 藤原オーナーが沈黙する中 “本命”が動き出す

阪神甲子園球場
阪神甲子園球場 (C)週刊実話Web

阪神・矢野燿大監督の退任発言から、はや8カ月…。そんなトラの次期監督問題が、いよいよ〝最終章〟に入ったようだ。

阪神の自力での「優勝&クライマックスシリーズ(CS)進出」の可能性が消えたのは、巨人最終戦を落とした9月17日だった。

「矢野監督が東京ドーム左翼席の虎ファンに向かって深々と頭を下げていました。『今季限り発言』があるので、寂しげな光景となりました」(在阪記者)

衝撃的だったのは、このあと。藤原崇起オーナーも「優勝をお届けすることができず残念に思います」とお詫びの言葉を出したのだ。

「4位広島、5位巨人の戦況次第では、阪神のCS進出は可能です」(同)

オーナー発言には、違う意味合いもあったようだ。「来季の監督人事」である。

「球団役員たちは平田勝男二軍監督の昇格で意見がまとまっています。すでに藤原オーナーにも報告したと聞いていますが」(球界関係者)

「平田二軍監督が正式に推された」との情報は、夏の甲子園大会が始まるころに入ってきた。5月のゴールデンウイーク明けにOBの岡田彰布氏が、球団親会社の阪急阪神ホールディングス・角和夫CEOと〝ゴルフ会談〟をしている。

「最後の優勝監督である岡田氏が復帰し、OBの鳥谷敬、藤川球児両氏の指導者教育もしながらという〝新体制〟も予想されましたが…」(スポーツ紙記者)

ここから一気に動き出すか

しかし、気になるのが「平田昇格案」がまとまった時期だ。藤原オーナーのところで〝止まっている〟ことになるが…。

「現場を混乱させないためかと。この時点で逆転Vの可能性もありましたからね。他に考えられるのは、角CEOやグループ役員への根回しです」(前出・関係者)

自力Vが消え、オーナーが敗北宣言をしたことで、監督問題は一気に動き出しそうだ。とはいえ、オーナーは〝真意〟を見せていない。「新監督像」として、株主総会で育成路線の継続を語っただけである。

「CS突破なら、新監督発表は遅れそう」(同)

ドラフト会議に向け、新監督と指名候補の絞り込みに入ったという。内々に2023年のチーム像を話し合えるのは、現首脳陣だけ。スカウト視察も行う和田豊氏の再登板か、〝本命〟平田二軍監督の昇格しかない。

「国内FAの補強も見送るようです」(在阪記者)

オーナーが沈黙を破る日が、間近に迫っている。

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