記念レギュラーといわれる選手にとって、毎年の目標になるのは暮れのグランプリに出場すること。かつては獲得賞金上位12人に出場権が与えられたが、現在は上位18人。ただし、7位から18位の選手は1stステージを突破しないと2ndステージには進めないため、究極の目標は6位以内。6位と7位では価値がまったく違ってくる。
この原稿を書いている9月5日時点での順位は、【1位】山口剛、【2位】原田幸哉、【3位】片岡雅裕、【4位】馬場貴也、【5位】池田浩二、【6位】遠藤エミ、【7位】菊地孝平、【8位】椎名豊、【9位】白井英治、【10位】毒島誠と続いている。6位の遠藤と7位の菊地の賞金差は234万円ほど。10月25日からはダービーがあるので、そこで優勝すれば一気にジャンプアップが可能だが、勝負の秋はすでにその前から始まっている。
暮れのグランプリ出場へ、しのぎを削る選手たち
10月2日からは『びわこ大賞』、11日からは『トーキョー・ベイ・カップ』(平和島)、16日からは『児島キングカップ』が開催される。白井と新田雄史は、メモリアルの優勝戦でFを切ってしまったので、SG出場は1年間アウトになってしまったが、現在12位の桐生順平あたりまでは、記念を1つ勝てば6位以内に浮上が可能だし、44位の船岡洋一郎あたりまでは、18位以内に浮上が可能となる。ダービー前の記念3開催は、ヒートアップすること間違いなしだ。
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