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JRA重賞『セントライト記念』(GⅡ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

(C)JRA
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10月23日に行われる菊花賞へ向けて、来週の神戸新聞杯とともに注目の一戦。過去10年、1番人気馬は【4・3・0・3】とまずまずの成績。昨年は9番人気のアサマノイタズラが勝ち3連単は30万馬券となったが、1万円台以下も4回と、堅めの配当も珍しくない。そのあたりの見極めが重要になってきそうだ。

★軸馬=アスクビクターモア
ダービーでは、2番手から抜け出して、ドウデュースとイクイノックスにはかわされたものの、3着は守りきったアスクビクターモア。過去10年、ダービーで掲示板内からセントライト記念に参戦してきた馬は【3・2・1・4】と、6割が3着以内に好走している。中山では弥生賞など3勝を挙げ、皐月賞でも勝ち馬から0秒4差の5着と、コース実績も上々。休み明けでも好走歴があり、スムーズに先行できれば今回のメンバーなら大崩れは考えにくい。

★相手=オニャンコポン
皐月賞6着、ダービー8着と春のGⅠでも善戦していたオニャンコポン。ここなら実績は上位の存在だ。中山では、いずれも2000メートルだが4戦2勝で、新馬戦と京成杯を勝利するなど、コース相性も良好。デビューからの全6戦に騎乗している菅原明良騎手は、8月20日に7~10Rの4連勝、9月4日にはカラテでの新潟記念を含む特別3連勝と、4年目にしてさらに進化中。鞍上の勢いにも期待だ。

★相手=ローシャムパーク
2走前の未勝利勝ちが4馬身差、前走の山藤賞(1勝クラス)が7馬身差と、圧勝続きでここに駒を進めてきたローシャムパーク。2戦ともバックストレッチから掛かり気味に先頭に立ち、そのまま押し切るという力の違いを見せつけるような競馬だった。重賞初挑戦で、近走よりはメンバーが大幅に強化するものの、通用しそうな雰囲気はある。引き続きルメール騎手が騎乗予定なのも心強い。

穴はショウナンマグマの粘り込み!

★相手=ラーグルフ
皐月賞8着以来の実戦となった月岡温泉特別(2勝クラス)は、メンバー中最速の上がりを繰り出し差し切ったラーグルフ。2着とは半馬身差だったが、ゴール前は余裕があった。夏の条件戦を勝ってここに臨む馬は何頭かいるが、1勝クラスを勝ち上がったばかりの馬が多い中で、この馬は2勝クラスから。しかも、2歳時はOP特別の芙容Sを勝ち、GⅠのホープフルSで3着に奮闘するなど、単なる上がり馬とは一線を画す。ここでも好勝負を演じる下地はある馬だ。

★相手=ガイアフォース
小倉芝2000メートルでの国東特別(1勝クラス)は、1分56秒8のレコード勝ちを決めたガイアフォース。芝の状態がいい開幕週だったとはいえ、ハイペースで飛ばす逃げ馬を2番手で追走し、3コーナーすぎから楽な手応えでかわして、後続に7馬身差をつける圧巻のパフォーマンスだった。父はキタサンブラックで、母は地方競馬の川崎で2100メートルの重賞を勝っている活躍馬。血統を見ても前走からの200メートル延長に不安なし。開幕2週目の中山で時計勝負になるようなら、この馬のスピードが活きてきそう。

★相手=ショウナンマグマ
前走のラジオNIKKEI賞は、2着に逃げ粘ったショウナンマグマ。勝ったフェーングロッテンが古馬相手の新潟記念で3着に好走したことを考えれば、この馬の2着も価値がある。マイペースの競馬ができれば再度の粘り込みも。

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