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のん改名後の民放連ドラ出演いまだゼロ…29歳オトナの艶フェロモン全開へ!?

のん(能年玲奈)
のん(能年玲奈) (C)週刊実話Web

「早いもので、来年、彼女も〝三十路入り〟です」(芸能プロ関係者)

9月1日から公開されている映画『さかなのこ』(東京テアトル)に主演している、のん。

「タレントで〝魚博士〟としても知られている〝さかなクン〟の自伝的エッセイ『さかなクンの一魚一会~まいにち夢中な人生!~』を原作にした映画です」(映画ライター)

のんは、勉強や働くことは苦手だが、誰よりも魚を愛し、〝好き〟という気持ちで迷いなく突き進み、周囲にもポジティブな影響を与えていく〝ミー坊〟を演じている。

「ミー坊とは、さかなクンの幼少のころの愛称です。男でも女でもない超越した存在であるミー坊を、ハイパーな生命体のように輝かせるのんという女優のパワーに、あらためて感服させられました。監督業や音楽活動、アート制作と自身もクリエイターとして活動するのんとミー坊の共鳴を感じさせる作品です」(映画制作スタッフ)

のんは、さかなクンのYouTubeを見て、動きや声のトーンなどを細かく研究した。

「監督からは〝男でも女でもいい〟とアドバイスをもらい、〝お魚好きのミー坊っていう人を演じればいいんだ〟という思いでやっています」(同・スタッフ)

そんなのんは番宣を兼ねて先日、『ぐるっと関西おひるまえ』(NHK)に出演。まず、「性別に関係なくオファーをいただいたので、凄くうれしかったです」と振り返り、続いて、「最初はえっ? いいのっ? という気持ちだったんですけど、さかなクンをできるのは私しかいないかもしれないと思って凄く納得しちゃって、絶対やりたいと思いました」と力を込めた。

〝不思議ちゃん〟なところも含め、さかなクンとの共通点については、「自分のやりたいことに向かって猪突猛進なところは凄く似ていると思います」と分析。そして、「私もやりたいことをやりたくて〝のん〟になって活動しているので、さかなクンは憧れの対象でもあるし、共感する対象でもあります」と話した。

その上で、「自分の好きだと思う気持ちを信じることが大事だと思うんです。まわりの人が戸惑ったりしても、〝好き〟のパワーで皆が感化されていく。何かを好きって気持ちには、明るいパワーがある。自分の〝好き〟に希望を持ってほしいです」と訴えた。

“創作あーちすと”の肩書

同番組内では、女優としての仕事のほか、〝創作あーちすと〟としても活動していることにも言及した。

「のんになってからは、自分発信のものや自分が創ったものとか…。自分のプロジェクトもやっていきたいと思っていました」と話し、「俳優の肩書きだけだと戸惑う人もいるんじゃないかと思って、自分の間口を広げるために肩書きを設けました」と説明した。

「絵を描いたり、音楽もやってます」と話す通り、自主レーベルを立ち上げてライブをしたり、個展を開催したりと多彩に活動している。

「今年2月には、自ら監督、脚本、主演を務めた映画『Ribbon』(イオンエンターテイメント)が公開されました」(前出の映画ライター)

この映画についてのんは、「監督って、こんなに脳みそをフル回転させるんだと実感しました。どういう風に撮ろうか、どういうカット割りにしようか…とか考えるからアドレナリンがずっと出てて」と、当時を回想。

「演者は空き時間に休んだり、落ち着いて(役柄などを)整理したりするけど、(私は)ずっと監督の脳みそになっていて、演者としてのモチベーションに持っていくのが大変でした」と現場で〝二刀流〟をこなす苦労を吐露した。

それでも、「面白くって、こんなものもできるんじゃないかと考えたら、目がパキパキになっちゃいました」と監督のやりがいを強調。最後に、「作品が公開されて、自分は創る人なんだという自覚が凄く芽生えたので、いろんな表現を模索していきたいです」と創作意欲をみなぎらせた。

さて、のん(本名・能年玲奈)は、1993年7月13日生まれで、兵庫県神崎郡出身の29歳。

「吉岡里帆や有村架純とは関西出身で同年生まれ(学年は違う)ですが、のんの方が幼く見えますね。スタートはのんの方が断然リードしていましたが、途中で大逆転を食らってしまいました。〝男性経験の差〟? が原因かもしれません。今回の映画を見れば、分かるような気がします。まさかの〝ヴァージン〟かもしれません」(芸能ライター・小松立志氏)

ファッション雑誌『ニコラ』のオーディション、レギュラーモデルを経て、2010年の映画『告白』で女優デビュー。12年には映画『カラスの親指』、ドラマ『サマーレスキュー〜天空の診療所〜』(TBS系)などに出演し、少しずつ活動の場を広げていった。

改名後の民放連ドラ出演いまだゼロ…

「『告白』では、後に〝因縁の仲〟となる橋本愛と共演しています。のんの方が2学年上なのですが、〝女の色気・フェロモン〟という点では断然、橋本の方がありました」(前出の映画ライター)

転機が訪れたのは13年。

「NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』のヒロインに、約2000人の中から選ばれたのです」(スポーツ紙記者)

デビュー当時の吉永小百合や広末涼子を彷彿とさせるピュアなところと、〝天然の不思議ちゃんキャラ〟が決め手となった。

「なにせ、2段しかない階段を踏み外して転倒しちゃうんですから。母親役のキョンキョン(小泉今日子)にも、一発で気に入られました」(NHK関係者)

母親の故郷・岩手で人気の海女になった後、東京でアイドルを目指すヒロインをコミカルに演じ切り、『じぇじぇじぇーっ!!』は、この年の流行語にもなった。

「地元アイドル役で共演した件の橋本とは、今でも大の仲良し。本好きの橋本と知的好奇心を高め合っているようです」(同・関係者)

しかし、15年4月、独立騒動が勃発した。

「公私にわたって彼女の面倒を見ていた演出家に心酔したことで、事務所の言うことを聞かなくなってしまったのです。〝洗脳騒動〟と報じた芸能マスコミもありました」(芸能リポーター)

スッタモンダの末、結局、独立。16年6月から芸名を現在の『のん』と改めた。

「ここから、冬の時代がずっと続いています。確か改名後、民放の連ドラ出演は、まだないハズです」(テレビ局関係者)

それならばと、17年から〝創作あーちすと〟として活動しているのん。

「この10月には主演映画『天間荘の三姉妹』(東映)も公開予定ですし、それなりに忙しいのですが、彼女には是非とも〝艶演技〟を魅せてほしい。〝E級隠れ豊満〟を仕事で生かしてほしいのです。そうすれば、これからもっと忙しくなると思います」(映画制作関係者)

もう〝のんびり〟としてはいられないっ!!

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