「インティマシー・コーディネーター」という言葉をご存知だろうか。現在、テレビや映画業界で話題になっているが、一般には馴染みの薄いワードかもしれない。
「簡単に言えば〝濡れ場コーディネーター〟です。テレビや映画などの性的シーンの撮影を円滑に進めるため、さまざまな助言やサポートを行う立場で、すでにアメリカでは動画配信の『Netflix(ネットフリックス)』や『HBO』などが導入しています」(映画関係者)
日本でも、BS-TBSでこの秋に放送される連続ドラマ『サワコ~それは、果てなき復讐』で本格的に導入されるという。
「同作は、水谷豊と伊藤蘭の娘で女優の趣里が主演を務め、元乃木坂46の深川麻衣がヒロインとして出演する。人気電子コミックのドラマ化で、かなり激しいキスシーンや濡れ場も多いため、炎上の〝予防線〟として新しい制度を導入。わざわざ会見でも発表したほどです」(芸能関係者)
白石和彌監督の濡れ場“強要疑惑”
まだ日本には2人しかいないという「インティマシー・コーディネーター」。今後は急速に導入が進みそうだ。
「映画界の〝性加害〟が次々と報じられる中、『孤狼の血』や『凶悪』で知られる白石和彌監督にも〝女優の承諾を得ずに濡れ場の撮影をしたのではないか〟との疑惑が浮上していますからね」(前出・映画関係者)
白石監督は、2016年公開の映画『日本で一番悪い奴ら』で、主演を務めた綾野剛から「監督、俺、したいっス」との〝要望〟があり、当初は台本になかった女優の矢吹春奈との濡れ場が追加されたと報じられた。
スポーツ紙の記者が苦笑する。
「暴露系ユーチューバーでNHK党参議院議員のガーシーこと東谷義和氏が、綾野の下半身スキャンダルを追及していましたからね。『監督、俺、したいっス』というパワーワードも、いかにも綾野が言いそうな言葉で、ニュースを見たネットユーザーたちも、変に納得したんです」
しかし、白石監督はこれを否定し、映画公開時のイベントで〝盛った話〟だと釈明。事前に矢吹との意思疎通もできていたと主張している。
週刊誌記事につきまして pic.twitter.com/VwGooiDNDP
— 白石和彌 (@shiraishikazuya) September 7, 2022
「後になって〝言った、言わない〟の不毛な争いになるのを防ぐためにも『インティマシー・コーディネーター』は有効です。今後、性的なテーマを扱う作品には不可欠になりそうですから、新たな人材の育成が急務です」(前出・映画関係者)
とはいえ、この新制度の導入によって、濡れ場がすべておとなしくなってしまう恐れもある。今後、日本の映像業界の大きな〝指標〟ともなりかねないだけに、深川麻衣には頑張ってもらいたい。
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