芸能

女優/眞島優インタビュー〜サッカー審判員の資格も持つ元子役女優

眞島優
眞島優 (C)週刊実話Web

ボーイッシュないでたちと健康的な笑顔。7歳から子役として活躍してきた眞嶋優は、デビュー作がNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)という輝かしい経歴を持つ。見るからにスポーツ大好き〝少女〟なのだが、25歳という年齢を聞くと驚く方も多いのではないか。

現在は女優を本業としながらも、趣味を生かしてサッカー審判員(4級)の資格とJFA公認のC級コーチライセンスも所持。サッカー関連の動画は総再生数が1200万回を超えているという。そんな彼女に、サッカー愛とバズり動画の秘密(?)を聞いた。

――3歳からサッカーを始めたそうですが、そのきっかけは?

眞嶋 両親の影響です。父はバスケ、母はソフトボールの経験者で、兄はテニス。とにかくアクティブな家族で、私はサッカーだけでなく野球やバスケなど運動をすることが大好きでした。

――女の子がサッカーをするのは今は珍しくないけど、当時はどうでした?

眞嶋 周りには全然いなくて、小学生の時は私1人で男の子の中に混じってボールを追いかけていました。ただ、育ったのが埼玉県の浦和なので、サッカーは盛んな土地柄。体育では女子もサッカーを習い、大会もたくさんあったので違和感はなかったです。浦和レッズが運営する浦和レッズハートフルクラブ(小学生対象のスクール)にも通っていました。

――サッカーをするため、中学には越境通学をしたんですね?

眞嶋 はい。女子サッカー部がある、都内の中高大一貫校に通いました。なのに、女優業を続けるためサッカー部は1年時で辞めたんです。両立したかったのですが、日焼けやケガなどを気にしながらではサッカーを本気でできないと思って…。

YouTubeで公開したリフティングは…

――わざわざ越境したのに、それは辛かったでしょう。

眞嶋 でも、大学生になった頃からリフティングの練習を積んで、6年前にはフリースタイルフットボール公認アンバサダーになれました。大会でのアシスタントや、来場した子供たちにリフティングの楽しさや技術を教えています。

――フリースタイルフットボールとは?

眞嶋 リフティングの中に足技を組み込んだ競技です。ラップみたいにバトル形式で対決することもあれば、エンターテインメントとして1人またはグループでパフォーマンスを見せるものもあります。

――高校生の時には『ワイドナショー』(フジテレビ系)に〝ワイドナ高校生〟として出演されてますね。

眞嶋 初期の頃でした。ちょうど澤穂希さんが結婚したニュースのタイミングだったので、私にもサッカーの話題を振っていただけたんです。フリースタイルを始める前で、リフティングも大してできなかったのですが、なぜかボールが用意されていて…。ローファーを脱いで足先でチョンチョンとやったところ、松本人志さんから「それだけかい!?」という、ありがたいツッコミをいただきました(笑)。

――最近はインスタグラムなどのサッカー関連動画がバズってるそうですね。

眞嶋 おかげさまでたくさんの方に見ていただけて嬉しいです。YouTubeでは「30分リフティングし続けられるかチャレンジ」というのをやって、28分2273回という記録でした。

――残り2分で失敗!?

眞嶋 そうなんです! なぜ失敗したと思います? 汗が目に入ってきて滲むんですよ。それがなければ完遂できたなぁと悔しくて。対策ミスでした。

――審判員やコーチのライセンスも持っていて、スポーツ一筋の印象。もしかして、恋愛とは無縁ですか?

眞嶋 男の子に関心がないわけじゃないですよ。でも、小さい頃から自分だけが女子という環境でワイワイやってきたので…。

――ということはモテた?

眞嶋 はい(笑)。でも、性格がサバサバしてるし、仮にお付き合いしても長続きしないと思うんです。元気ハツラツな私に疲れちゃうか、サッカーボールとの時間を大切にする私に呆れちゃうんじゃないかな。

――ボールと俺と、どっちが大事なんだ!? みたいな。

眞嶋 それ、ちょっと言われてみたいですね(笑)。

眞島優
眞島優 (C)週刊実話Web

人生初のラブシーンを体験

――デビュー作はNHKの朝ドラだそうですね。

眞嶋 サッカー以外に体を動かせることを探して、5歳からダンスを始めたんです。歌やお芝居も学べる子役スクールだったので、そこでオーディションを受けて朝ドラに出ました。ヒロインが保育士を目指す物語で、メインの保育園生として半年間ずっと出演していました。

――覚えてる台詞はある?

眞嶋 ほとんど忘れてしまったのですが、「引っ張ったら破れちゃうよ」だけは鮮明に覚えています。男の子が絵本を取り合いしているのを仲裁するシーンだったと思います。

――自分の演技についてはどうでした?

眞嶋 子供ながらに「世の中にある物事の中で一番不得意だな」と、当時は思いました(笑)。その後の経験で演技に対する考え方も変わってゆくんですけど…。

――それはいつごろ?

眞嶋 現在の事務所に入って最初のお仕事となる、映画『ECHOES』(2015年)の頃ですね。初主演作だったのと、女優業でご飯を食べていこうという決心をしていたので。

――女優業をしていたらラブシーンをやらなくてはいけない場面もありますよ。

眞嶋 それ、やったことありまーす(笑)。『I AM I』(2021年)という短編映画なんですが、今よりもショートカットで中性的な雰囲気だったんです。服飾学校に通っている学生役で、恋愛にまったく興味がなく他人を受け入れない性格という設定でした。

――どんなラブシーンだった?

眞嶋 え、聞きたいですか!?(笑)。えっと…私のことを好きな男の子が部屋に来て、押し倒してきてそれを拒まずキスされて、という感じでした。

――人生初のラブシーンはどうでしたか?

眞嶋 初めてなので緊張はしましたけど、お仕事なので「はい、やります」という感じでしたよ。

――今後はもっと激しいラブシーンや「脱いで」というオファーも来るかもしれない。覚悟はありますか?

眞嶋 作品的に意味があれば、やれると思います!

――それは頼もしい(笑)。将来、イメージしているのはどんな女優?

眞嶋 事務所の先輩である二階堂ふみさんや橋本愛さんに憧れますね。私は人を楽しませたり笑顔にさせることが好きなので、元気を与えられる女優になりたいです。

◆ましまゆう
1997年8月30日生まれ。群馬県出身。2004年、連続テレビ小説『天花』(NHK)でドラマデビュー。2016年よりフリースタイルフットボール公認アンバサダー。2022年FIFAモバイル公認プレイヤー。
ツイッター@yu_mashima
インスタグラム@yu_mashima

あわせて読みたい