東京ドーム(C)週刊実話
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低迷する巨人…原監督が続投?FA補強せず“若手育成”のための「暗黒時代」突入か

3戦続けての延長戦…それでも勝ちを収められない。モヤモヤ状態から抜け出せず、気がつけば最下位中日とのゲーム差は「3」(5日時点)。しかし、原巨人は通常とは異なる〝異例のオフ〟を迎えそうだ。


「巨人が勢いに乗れないのは、菅野智之、戸郷翔征で勝てない試合が続いているからです」(ベテラン記者)


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実は、不可解なことがある。下位低迷ともなれば、どの球団でも必ず監督、コーチの人事問題が聞こえてくるものだが、今年の巨人からはそういったキナ臭い情報が出てこないのだ。


「原辰徳監督が打線低迷を嘆いたのは、一度や二度ではありません。多少のコーチの入れ替えはあると思いますが」(同)

若手に対して厳しい一面も…

さらに気になるのは、オフの動向だ。原巨人が今オフの国内FA市場を静観する可能性も出てきた。

「今オフは国内FAの〝アタリ年〟といわれています」(球界関係者)


東京ヤクルトの西浦直亨、阪神の岩崎優、広島の西川龍馬と野間峻祥、中日の高橋周平、岡田俊哉、松葉貴大、加藤翔平、横浜DeNAの嶺井博希、千葉ロッテの中村奨吾、田村龍弘、岡大海、東北楽天の浅村栄斗、辛島航などだ。


巨人は外部補強に〝熱心なイメージ〟も強い。例えば、高卒3年目の長岡秀樹にショートの定位置を奪われた西浦を獲れば、原監督は坂本勇人のコンバートに着手できる。松葉、辛島などお手頃価格の左腕もいる。しかし、巨人は動かないと決めたようだ。


「7月20日、原監督は山口寿一オーナーに前半戦の報告を行いましたが、若手育成の路線は変えないということで、意見が一致しました。ドラフト1位も高校生みたいで…」(前出・同)


補強は外国人選手のみ。今季の戦いを見る限り、期待の若手がレベルアップするには3年以上かかりそうだ。主力のケガも重なれば、さらに順位は落ちていく。


「原監督は育成の舵取りを任されたわけですが、しくじった若手を降格させるなど、厳しい一面もあります。勝利、つまり、優勝を意識しているからです。勝利と育成の両立は、実に難しいのです」(同)


しかし、世代交代が終わらないまま、次の指揮官にチームを移譲することはできない。原監督に長くやってもらうしかないようだ。


育成に舵を切ったのなら、かつての阪神並みの暗黒時代も覚悟しなければならないだろう。