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芸能人の悲惨な「事故死」…車ごと海中に転落し、命を落とした女優も

Mix and Match Studio
(画像)Mix and Match Studio/Shutterstock

お笑いコンビ・インパルスの堤下敦が、車を運転中に意識が朦朧として「物損事故」を何度も起こし、問題視されたことも記憶に新しいが、有名人が事故を起こすこと自体は珍しくない。

〝顔バレ〟するため、電車やバスといった公共交通機関を使いづらい有名人たちは、必然的に車での移動がほとんどで、マネジャーなどが運転してくれる大物は別として、自分でハンドルを握って移動する芸能人も多いためだ。

「あの明石家さんまですら、自分で運転しますからね。事務所によっては、タレントが事故を起こした際のイメージダウンを恐れ、プライベートでも自分で運転することを制限しているところもあります。実際、伊藤健太郎のようにひき逃げで捕まったり(のちに不起訴)、元モー娘。の吉澤ひとみのように飲酒事故を起こしたり、交通事故によって人命を奪ってしまったケースもありますから」(スポーツ紙記者)

「海が見たい」の一言で…

逆に、交通事故に巻き込まれて亡くなってしまった有名人も少なくない。

いまだにファンからのブログへの書き込みが絶えないのが、『エンタの神様』(日本テレビ系)で大ブレークしたお笑いタレント・桜塚やっくん(享年37)だ。

ド派手な「スケバン衣装」でピン芸を披露するお笑い芸人としてのブームが落ち着き、バンドをメインに活動していたやっくんは、九州でライブを開催するため、機材とメンバーを乗せ、ワゴン車を自ら運転して中国自動車道を走っていた。

2013年10月5日午後4時50分ごろ、山口県美祢市付近で、中央分離帯のガードレールに衝突。車は追い越し車線で止まり、マネジャーが車外に出て、携帯電話で警察に通報していた際、トラックにはねられて死亡してしまう。

「慌てたやっくんも、路上に降りて後続車を止めようとして乗用車にはねられてしまった。病院に救急搬送されましたが、同日午後6時16分、心臓破裂のため死亡が確認されたんです。端正なルックスで女性ファンが多かったやっくんの事故死は、当時大々的に報じられました」(同・記者)

他にも、連日のようにワイドショーなどで事故の詳細が報じられたのは、映画やドラマで活躍していた太地喜和子さん(享年48)。彼女は、桟橋から海に転落した車に同乗していて命を落とした。

「1992年10月、静岡県伊東市で舞台公演期間中だった太地さんは、共演俳優2人とスナックに立ち寄った際、酔って『海が見たい』と言い出したそうです。そこで、その店のママが自らの車を出し、太地さんらを乗せてドライブに出て事故に遭ったんです」(同・記者)

運転していたスナックのママと2人の俳優は自力で車から脱出して助かったが、もともと泳げなかった太地さんは帰らぬ人に。

「他に代えのきかない存在感抜群の女優さんでしたからね。太地さんを失った映画界、演劇界の損失は計り知れないものがありました」(同・記者)

どんなに安全運転を心がけていても避けられない車の事故。せめて有名人のケースを忘れず、有事の際の参考にしてもらいたい。

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