『ONE PIECE』103巻(尾田栄一郎/集英社)
『ONE PIECE』103巻(尾田栄一郎/集英社)

映画『ONE PIECE』大ヒットなのに批判殺到!ネット上の評価は真っ二つ

アニメ映画『ONE PIECE FILM RED』(谷口悟朗監督)が、9月1日の時点で興行収入(興収)120億円を突破したことが分かった。


8月6日の公開から26日間で興収120億1514万3970円、動員861万8377人を記録。これは、現在大ヒットしているトム・クルーズの主演映画『トップガン マーヴェリック』の118億円を抜き、今年の日本国内のトップだという。


【関連】TBS若林有子アナ『SPY×FAMILY』アーニャのコスプレがバッシングされた理由 ほか映画を観たファンからは「納得」の声が寄せられている。
《この時代に記録を塗り替えたのは本当にすごい。めちゃ面白かった!》

《なんだかんだいってONE PIECEは人気よね。安定の面白さ》


《ストーリーやキャラクター造形が面白いし、ファンの心を掴むのがとにかくうまい。今回の映画にもそれを感じたよ》


《ワンピースとコラボしたAdoの曲もヒットしてる。まさにWin-Winだね》

「入場者特典」で客を釣るセコイ海賊王

一方、ネット上には「面白くなかった」という正反対の意見も多く、評価が真っ二つに分かれているのだ。
《ワンピースファンでも意見が割れているよね。ウタってキャラが最後まで好きになれなかった》

《内容薄くてつまらなかったなぁ。初めは良かったんだけど、とにかく歌が多すぎる。完全な子ども向けだね》


《ただのミュージカル映画ですね。Adoキライだからかなりキツかったよw》


《本当に面白くなかった。私がおかしいの? と思って2回観たけどやっぱり面白くないw》


《興行収入上げるために特典商法を繰り返してる。肝心の映画はたいして面白くないのに、ファンがリピートするからねぇw》
同作は、公開初日から『「ONE PIECE」コミックス-巻四十億〝RED 〟-』を配布するなど、「入場者特典」も話題になっていた。

「今回、120億円を突破したことでコミックスのアンコール配付、さらにポストカードをプレゼントするなど入場者プレゼントは第7弾にまで伸びています。アニメファンは非売品のプレゼントに目がありませんから、否応なしに2回、3回と劇場に足を運ぶわけです。これでリピーターを量産しているのですから、評価が二分するのも当然でしょう」(映画ライター)


興収で抜かれてしまった『トップガン マーヴェリック』は、ここまで露骨な特典商法は展開していないが、リピーターが続出し、〝追いトップガン〟という現象も起こしている。


それに比べると、なんともセコイ海賊王だ。