東国原英夫 (C)週刊実話Web
東国原英夫 (C)週刊実話Web

東国原英夫氏“宮崎県知事選”再出馬に支持は希薄…前途多難のいまさら感

宮崎県知事選(12月25日投開票)に出馬表明したタレントの東国原英夫氏の前途は多難。抜群の知名度で注目を浴びた前知事なのに、県民から歓迎ムードが伝わってこないのだ。


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「宮崎県民は、2009年の衆院選出馬騒動を忘れていませんからね。あんな尻の軽い男を見識ある県民は支持しませんよ」(地元の民放報道関係者)


1980年代初頭、東国原氏はビートたけしに弟子入り。『そのまんま東』の芸名でたけし軍団の中心メンバーとして活躍した。90年、女優・かとうかずこ(現在の芸名・かとうかず子)と再婚、2児をもうけたが、女性スキャンダルが絶えず2006年に離婚した。


「人気女優だったかとうは、当時TBSのKプロデューサーのセクハラに遭っていた。その時、彼女を守ったのが東国原です。それが縁でゴールインしたんですが、好色は直らない。再婚直後、AV女優との浮気が報じられ、さらに渋谷のイメクラで未成年の少女からサービスを受けた淫行事件で芸能活動謹慎に追い込まれた。その彼が『政界を目指す』と言い出したことで、かとうは愛想を尽かしたんです」(お笑い関係者)


東国原氏は2007年1月、宮崎県知事選で初当選。知事就任後は〝宮崎県のセールスマン〟として、公務の合間を縫っては連日のようにメディアに登場した。

宮崎県民にバレた下心

その人気知事が、県民から信頼を失った衆院選出馬騒動とは何か。支持率が急落していた麻生太郎政権時、自民党は危機的状況を打開するため、選挙対策委員長の古賀誠氏が東国原氏に次期総選挙へ出馬要請したことに端を発する。

「誰もが即、断ると思ったが、彼は〝私を自民党の次期総裁候補として選挙を戦う覚悟がありますか〟と出馬条件を出したんです」(政治ジャーナリスト)


結局、東国原氏は衆院選出馬を断念したが、任期途中の現職知事という自身の置かれた立場を省みたわけではなかった。


「師匠のたけしが、思い上がった東国原の言動に頭を痛めて、政界に影響力がある人物に相談。極秘で彼を東京に呼んだ。銀座のある店でたけしに頼まれた人物が、東国原に『大衆をなめるな!』と一喝。それにビビって出馬を断念したんです」(当時を知る関係者)


東国原氏の国政への下心は、しっかり宮崎県民にバレてしまった。翌2010年、宮崎県を襲った口蹄疫問題では、後手後手の対策で批判を浴び、逃げるように1期で退任(11年1月)した。


「退任からわずか3カ月後の東京都知事選出馬で、県民の心は完全に離れた。自民党県連も4選を目指す現職の河野俊嗣氏を推してますから、東国原は苦戦しますよ」(夕刊紙記者)


師匠・たけしの「陰ながら応援する」は言い得て妙。