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わくわく『地方競馬』情報~第54回不来方賞/第59回東京記念

わくわく『地方競馬』情報
わくわく『地方競馬』情報 (C)週刊実話Web

全国各地の8つのダービーレースを短期間にギュッと凝縮して開催する春のダービーシリーズと対照的に、晩夏から全国各地で行われる重賞シリーズが「3歳秋のチャンピオンシップ」だ。

各地の秋の3歳主要重賞を勝ち抜いてきた有力馬たちが、10月に実施されるダービーグランプリへと集結。充実の秋、成長の秋、飛躍の秋など、競走馬にとって大きな意味合いを持つ「3歳の秋」。2歳から結果を残してきた早熟の実績馬と、3歳春には能力を発揮できなかった晩成の素質馬が、10月の『ダービーグランプリ』への出走切符を奪取するため熱戦を繰り広げる。

今回、注目したいのは盛岡競馬『第54回不来方賞』(9月4日、2000メートル)だ。2019年から岩手の3歳クラシックが再構築され、東北優駿がダービーとして復活したが、不来方賞こそがダービーに相当する権威あるレースだと認識しているファンも多いだろう。当シリーズのファイナル『ダービーグランプリ』と同じコースでの戦いでもあり、17年のシリーズ創設から、18年2着のチャイヤプーン、20年の勝ち馬フレッチャビアンカと、過去4年でダービーグランプリ優勝馬が2頭も出ている。

今年の岩手でのクラシックレースは、グッドクレンジングが二冠を達成し、三冠へ王手。特に前走・東北優駿では10馬身差をつけての圧勝と力の差は歴然。ここでも栄えある三冠と世代の代表馬を目指し、強い競馬を見せることができるか、注目だ。

大一番JBCに向け必見のレース『東京記念』

さて、晩夏の暑さが落ち着く前に、地方競馬の戦いは初冬の大一番『ジャパンブリーダーズカップ(JBC)』へ向けてシフトチェンジ。その指定競走でもある『第59回東京記念』(S1、2400メートル)が、9月7日に大井競馬で開催される。

1964年に創設された歴史ある一戦。同レースは14年から18年まで毎年上位争いに食い込んだユーロビート、13年、15年に二度優勝したプラティオラスをはじめ、複数年活躍する馬がいるのも特徴だ。また、騎手の技量が大きく左右するといわれる長距離レース。過去10年では吉原寛人、御神本訓史、本橋孝太がともに2勝を挙げているので、乗り役にも注意が必要だ。

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