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JRA重賞『新潟記念』(GⅢ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

(C)JRA
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夏のハンデ重賞は波乱が多いが、このレースも過去10年で3連単10万馬券以上が6回と、まともに決まる可能性は低い。1番人気馬は【2・2・0・6】と頼りない状況。その一方で、8番人気以下の穴馬が11頭も馬券圏内に突っ込んで、高配当の立役者となっている。なお、開催最終日ということで、芝も傷んでくる頃。差し、追い込み馬の台頭はケアしておきたいところだ。

★軸馬=ヒートオンビート
OPクラスでの勝ち星こそないものの、8戦して2~3着が6回と、堅実な走りを披露しているヒートオンビート。前走の七夕賞も、スタートして流れに乗れず後方のポジションとなってしまったが、直線に向いて追い上げて2着。苦しい展開を克服して上位に食い込んでいる。左回りで直線の距離もある東京と中京では3戦して【1・1・1・0】と結果は出している。初の新潟参戦でも割り引く必要はないだろう。前走から極端にメンバーレベルが上がった印象もないので、ここも好勝負必至。

★相手=フェーングロッテン
前走のラジオNIKKEI賞は、道中は中団のインで脚をため、直線も逃げ馬の内を突いて抜け出したフェーングロッテン。2走前の白百合Sは逃げ切り勝ちを決めていたが、控える競馬でも結果を出してみせた。3歳馬は過去10年で【1・0・0・7】(1着は2018年のブラストワンピース)とトータル成績はイマイチだが、ラジオNIKKEI賞から臨んだ馬は2頭いて、そのうちのウインガナドルは同レース2着から、新潟記念10番人気4着(3着と半馬身差)と奮闘している。臨機応変の立ち回りができる本馬なら、古馬初対戦でも好勝負できそう。

★相手=サンレイポケット
昨秋の天皇賞、ジャパンCと連続で4着に好走し、実力を大いにアピールしたサンレイポケットだったが、その後、メンバーが楽になったはずのGⅡ、GⅢでも勝ちきれないレースが続いている。今回の新潟芝2000メートルでは、一昨年の新潟記念3着、昨年の新潟大賞典1着と好走歴がある。近走を踏まえると、全幅の信頼は置きづらいが、ノーマークにもできない1頭だ。

穴は末脚鋭いスカーフェイス!

★相手=エヒト
アメリカJCCが0秒7差の9着、京都記念が0秒4差の7着と、OPクラス昇格直後のGⅡで善戦していたエヒト。相手が軽くなった前走の七夕賞で重賞初制覇。レベルの高いところで切磋琢磨した経験が活きたか。過去10年、七夕賞連対からここに臨んだ馬は【1・1・0・2】と好成績。前走から相手関係が大きく上がることはなさそう。連続好走に期待。

★相手=スカーフェイス
重馬場となった函館記念では、しぶとく追い込んで3着に食い込んだスカーフェイス。OP昇格後の5戦は⑤②⑤⑥③着と堅実に走っており、唯一の掲示板外の大阪杯でも勝ち馬からは0秒5差に食い下がっていた。外差し傾向が強まる時期でもあり、この馬の末脚が再度ハマる可能性は十分。

★相手=カイザーバローズ
1番人気に推された鳴尾記念は、中団から伸びきれず6着に終わったカイザーバローズ。少頭数でペースが上がらず、展開も向かなかったか。2走前は新潟大賞典で2着とコース相性はいい。ここは巻き返してきそう。

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