(画像)Asier Romero / shutterstock
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“陸上界のフワちゃん”不破聖衣来19歳の新星!低迷する女子マラソンを救うか

9月9日に開幕する第91回日本学生陸上競技対校選手権大会で、〝ニューヒロイン〟が誕生しそうだ。


「昨年12月、自身が初めて挑んだ1万メートル走で日本歴代2位の30分45秒21をマークし、世界選手権参加に必要な標準記録もあっさりとクリアしてしまいました。日本学生陸上競技対校選手権の優勝候補に挙げられています」(スポーツ協会担当記者)


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その優勝候補とは拓殖大学2年、不破聖衣来のことだ。1万メートルだけではない。大学進学後に出場した駅伝4レースでオール区間賞、さらに区間新記録を3つも樹立した。


その苗字から「陸上界のフワちゃん」とも呼ばれている。こんなスゴイ女子大生がいたとは驚きだが、注目度がイマイチだったのにはワケがある。


大学陸上部はトレーニングだけではなく、大会数も多い。不破はそのハードスケジュールがたたって、2年生になった今季前半を棒に振ってしまったのだ。


「怪我がなければ、7月の世界選手権に出場していました」(同)

故障しても優勝候補に

今回の対校選手権が、再出発の舞台となるわけだが、昨季の活躍と数々の新記録更新から、不破を優勝候補に推す声がある一方、大舞台独特の緊張感と若さから、「3位入賞でも御の字」と見る向きも少なくない。

「近いうちに、不破が独り勝ちする時代になりそう。ランニングフォームに力強さがあって、中・高時代から『将来性』を買われていました。こんなに早く開花するとは驚きです。故障はあったものの、大学のハードトレーニングで覚醒したのでしょう」(関係者)


ランニングフォームが力強いとのことだが、不破の身長は150センチ台と平均的。また、趣味はピアノ演奏で、普段はディズニーの曲を弾くなど、おしとやかな面を持つ。


「女子大生になってから、ピアスをしてレースに臨むようになりました。詳しい形状は分かりませんが、ディズニーのキャラクターだそうです」(同)


再来年のパリ五輪では1万メートル走でのメダル獲得を目指すが、マラソン挑戦も計画されているという。「陸上界のフワちゃん」が、低迷する日本女子マラソン界の救世主にもなりそうだ。