
柔軟さ、戦略の明確化、そして「年上上司」との上手なお付き合い――。これが、快進撃を続ける横浜DeNAベイスターズの〝番長野球の真髄〟だ。
8月26、27日は首位ヤクルトとの直接対決に連敗してしまったものの、DeNAが追撃の一番手であることに変わりはない。いや、ここにきて逆転優勝の可能性もささやかれている――。
「8月は16勝5敗(27日時点)と驚異的な強さです。26日のヤクルト戦を落とすまで、本拠地ハマスタでは17連勝でした」(スポーツ紙記者)
〝番長采配〟も冴え渡っている。23日の阪神戦でのことだ。三浦大輔監督は苦手・青柳晃洋の対策として、スタメンに8人の左バッターを並べた。この8人は先発投手の今永昇太を含むが、主軸打者の宮﨑敏郎、N・ソトも外す徹底ぶりだった。
「青柳を攻略した後、宮﨑、ソトで代打攻勢を仕掛け、トラ救援陣も打ち崩しました」(球界関係者)
暑さ対策が功を奏した!?
「猛暑対策」にも、大胆さが見られた。ハマスタでの連勝街道にあったころ、三浦監督は「試合前の練習方法」を一変させた。
「どの球団もそうですが、ナイター前、ホームチームは午後4時すぎにグラウンドに出てきて練習を開始します。でも、今年のDeNAは違うんです。グラウンドに出てきても軽くノックを受けるか、少しバットを振るだけ」(前出・記者)
「暑さ対策」である。三浦監督は「ダラダラやるよりも」と、室内練習場での調整を許可したのだ。
エアコンの効いた室内なら、集中力が増す。さらに、「選手に任せました!」と、キッパリ。練習時間が足りなくなる分は早出をするなどし、各人で補いなさいというわけだ。
「選手を信頼し、かつ、結果も伴うチームに成長しました。昨季は成長のため我慢し、交代のポイントが遅れたこともありました。守護神の山﨑康晃が復活し、三嶋一輝も良くなり、入江大生、伊勢大夢も大きく成長。救援層が厚くなり、無理をさせていません。夏場は暑さで『打高投低』になるんですが、DeNAは逆に投手陣が良くなりました」(前出・関係者)
ヤクルトは投打ともに下降気味。DeNAの逆転ロードが予想され始めた理由もこのあたりにある。また年上コーチの意見も聞き入れ、組織の風通しも良くした。首位奪取も射程圏内に。三浦〝室内〟野球が、セ・リーグに奇跡を起こす!!
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