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“そのまんま再現”なるか!? 東国原英夫氏『宮崎知事選』に再び出馬表明

東国原英夫
東国原英夫 (C)週刊実話Web

8月17日、前宮崎県知事でタレントの東国原英夫氏が、「シン・どげんかせんといかん」として宮崎県知事選(12月8日告示、25日投開票)への出馬を表明した。

東国原氏といえば2007年、官製談合事件で当時の宮崎県知事が逮捕されたことに伴い「どげんかせんといかん」とぶち上げ、同知事選に立候補。『そのまんま東(東国原氏の芸名)は3番手』という下馬評を覆し、初当選した。

当選後は、宮崎県の名産品である宮崎牛や宮崎地鶏、マンゴーなどを先頭に立って全国へPRし、県の知名度アップに貢献した。だが、東国原氏の言動を批判する声も少なくない。

「知事就任後、女性記者をマンションに泊めた疑惑や、2009年には自民党から衆院選出馬を打診され次期総裁のイスを要求したなど、知事としての資質が問われた」(元宮崎県議会議員)

節操のない政治家に…

しかし、何といっても大きかったのは、10年に宮崎県を直撃した口蹄疫問題。約30万頭もの牛豚が殺処分され、日本の畜産業界が大パニックとなった際、宮崎県の初動対応のマズさを批判され、県トップの東国原氏は矢面に立たされた。

「東国原氏は、この口蹄疫問題の責任を理由に11年1月、任期満了で退任した。この時は『口蹄疫の後始末も終わっていないのに辞め、宮崎を見捨てた』と批判された。無責任さを裏付けるように、辞めてすぐの11年4月に行われた東京都知事選へ出馬するという無節操ぶり。都知事選落選後の翌年には日本維新の会から国政転身、それも1年で辞職。こう見ると、宮崎を踏み台に政治家になっただけと勘繰られても仕方がない。その方が11年経って、また立候補。宮崎県民も舐められたものだ」(同)

東国原氏は今回の出馬理由を「一部有志の強い要請があった」とした上で「宮崎を踏み台にした、捨てたというお叱りの言葉が重い十字架だった。この気持ちで死んでいくのかなと思うといたたまれなくなった。コロナ禍で苦しむ故郷のために貢献したい」と語った。

東国原氏は〝シン・宮崎県知事選〟で、15年前の再現を〝そのまんま〟起こせるか。

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