木本武宏(C)週刊実話Web
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TKO木本だけじゃない…布袋寅泰、GACKTら「投資詐欺」被害に遭った有名人のカモっぷり

先月から今月にかけて、お笑い芸人・TKOの木本武宏にまつわる「巨額の金銭トラブル」が大きなニュースになった。


木本は、「FX」や「不動産投資」という儲け話につられ、芸人仲間なども巻き込んだ揚げ句、所属していた松竹芸能を退社。可能な限り、〝被害者〟に弁済するとして金策に奔走しているという。


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「浮き沈みの激しい芸能界では、売れているうちに余ったカネを投資に回して、仕事がなくなったときに備えたいという心理が働く。このため、ピンポイントで芸能人を狙ってくる詐欺師も絶えないんです」(スポーツ紙記者)


実体のない先物取引の投資話を持ちかけ、計110億円以上をかき集めて2016年に逮捕された元証券マンの男は、布袋寅泰、江角マキコ、GACKTらをカモにしていた。


「この男は、『数百分の1秒単位の高速取引ができる独自のシステムを使うので、リスクはほとんどない』などとして、毎月3%の配当をうたっていましたが、集めたカネを配当に回すだけの典型的な詐欺でした」(同・記者)


GACKTは、自ら「仮想通貨」の広告塔になり、金銭トラブルを報じられたこともある。

「ゴムの木」と「カニ」でやられた内山くん

木本は、最初に「FX」で資金を任せた人物に逃げられ、その損失を取り戻そうと焦って「不動産投資」に手を出し、こちらも返金してもらえなくなったというが、何度も同様に被害に遭うケースも珍しくない。

「子役時代から人気者だった内山信二も20代で2回、投資詐欺の被害に遭っている。一口10万円で『ゴムの木』の栽培に投資すれば、木が成長して商品になった段階で10倍以上の配当があると説明され、10口分の100万円をやられた。その後も『カニ漁』の投資に挑戦して、カニ1パイすら配当されずに騙されている」(芸能プロ関係者)


有名スポーツ選手も投資詐欺の被害に遭っている。阪神の金本知憲元監督は、「ボートレース(競艇)団体への預託金」などの名目で知人男性に約6年にわたって計8億円近くを振り込んでいた。


「元横綱の朝青龍も、いわゆる〝M資金〟に引っ掛かり、1億円を騙し取られている。朝青龍に持ちかけられた話は、『フィリピンに保管されている金塊を溶かして現金化したあとに、1兆円をモンゴルに投資する』という荒唐無稽なもの。ただ、その金塊を持ち出すために1億円が必要だとして、まんまと騙された。〝M資金〟関連では、1978年に猟銃自殺した俳優の田宮二郎や、国民的歌手グループだったフィンガー5の元リーダーなども被害に遭っていますよ」(前出・スポーツ紙記者)


有名人の「親族」も狙われる。昨年9月には女優の綾瀬はるかの母親が、地元広島の税理士から資産運用を持ちかけられ、約1億円を失ったと報じられている。


売れなくなった芸能人が、いかがわしい投資グループの広告塔にされるケースも多い。世間知らずの有名人は、詐欺グループにとって〝おいしいカモ〟であることは間違いない。