フワちゃん (C)週刊実話Web
フワちゃん (C)週刊実話Web

フワちゃんを「一発屋」の危機から救った大物芸人の“公開説教”

ユーチューバーとして注目され、テレビでもブレークしたフワちゃんが、ここまでお茶の間に定着すると思ったテレビ関係者はいなかったという。


「正直、あっという間に〝消費〟され、消えていくものだと思ってました。フワちゃん自身、真面目な性格で、あのぶっ飛んだキャラは作り物。よく見ると、常に目は泳いでいるし、ぞんざいな態度をとりながらビクビクしているのが視聴者にも伝わるから、すぐに飽きられるだろうと」(バラエティー番組のスタッフ)


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ところが、いまだにテレビで見ない日はないほどの売れっ子ぶりで、CMなどにも出演。ブラッド・ピット主演の映画『ブレット・トレイン』(9月1日公開)では、初めて〝本人役以外のキャラクター〟で声優にも挑戦している。


伊坂幸太郎氏の小説『マリアビートル』を映画化した話題作で、東京発・京都行、時速350キロの高速列車を舞台に、乗り合わせた殺し屋たちの任務と因縁が交錯する姿を描く。


原作のファンだったというフワちゃんは、「『実写化するのやばい!』と言ってたら声優の仕事が来たんだよね。言ってみるもんだね」と大喜び。『ドラえもん』のジャイアン役・木村昴ら本職の声優陣からも「うまい」と絶賛されている。


映画ライターが解説する。


「実際に吹き替えした場面を観ましたが、なかなかの演技力でした。もともと伊坂氏の妻がフワちゃんのファンだったそうで、伊坂氏との対談も実現。『伊坂』と呼び捨てにするいつもの〝タメ口モード〟でしたけどね(笑)」

遅刻を繰り返して仕事が激減

フワちゃんは、もともとお笑いコンビの芸人として大手芸能事務所に所属していた経歴の持ち主。ユーチューバーとして売れたが、テレビタレントとしてのベースはしっかりとしているのだ。

さらに、フワちゃんがここまで生き残れたのは、有吉弘行のおかげでもあるという。


「友人の指原莉乃も暴露していますが、フワちゃんは遅刻魔なんです。テレビ業界で遅刻は致命的。遅刻の悪評が広まれば、ロケ取材などにもブッキングが難しくなる。事務所に所属していれば、きちんと管理してくれますが、フリーのフワちゃんはズルズル遅刻を繰り返し、実際、徐々に仕事が減っていたんです」(芸能記者)


昨年放送されたバラエティー特番『有吉の夏休み2021』(フジテレビ系)に出演した際、有吉弘行が遅刻してきたフワちゃんを〝公開説教〟。それで改善されたというのだ。


「有吉は、フワちゃんの才能を高く買っていたので、遅刻を繰り返す状況を苦々しく思い、一喝。さすがのフワちゃんも、あれはこたえたようで、自ら改善し、徐々に仕事も戻って来た。有吉の一喝がなければ、今頃とっくに消えていたはずです」(同・記者)


有吉自身、若くしてブレークした後、長期間にわたって売れない時期が続き、苦労しているだけに、その言葉はフワちゃんにも響いたようだ。


今後、しばらくはフワちゃんも安泰だろう。