地方競馬の重賞レースには、難読なレース名が多々存在するが、これもその1つだろう。それが、高知で8月21日に行われる『第45回建依別賞』(1400メートル)。日本神話に登場する土佐国の古名「建依別(たけよりわけ)」に由来する歴史ある一戦だ。
高知の夏の重賞は、1週間後の『黒潮菊花賞』(3歳限定)のみとあって、高知の有力馬が顔をそろえる夏の古馬チャンピオン戦でもある。
昨年は7歳のスペルマロンが、高知競馬では初となる重賞10勝目を、本レースで成し遂げた。そのスペルマロンをはじめ、優勝馬の年齢は比較的高いのが特徴だ。2020年のスリラーインマニラも7歳、18年のサクラマグナムは9歳、15年のエプソムアーロンは11歳での優勝だった。
過去25年をさかのぼっても、4歳馬が1回、5歳馬が2回しか制しておらず、7歳以上の馬が圧倒的に成績を残している。スピードもスタミナも必要とされる猛暑の中の1400メートル戦。ベテラン馬たちのしぶとい脚に期待してみたい。
ダイヤの原石が多数いる重要な前哨戦
さてところ変わって、ホッカイドウ競馬では、秋の『JBC2歳優駿』に向けて重要な前哨戦である『第9回サッポロクラシックカップ』(H2・1700メートル)が、8月24日に行われる。
本レースは10月の短距離戦として実施されていたが、JBC2歳優駿の創設とともに20年から中距離重賞へ生まれ変わり、ブリーダーズゴールドカップ(7月)、サッポロクラシックカップ(8月)、サンライズカップ(9月)、そしてJBC2歳優駿(11月)という2歳中距離路線の流れが出来上がった。
20年の本レースの1、2着馬ラッキードリームとトランセンデンスは、ハナ差の大接戦。JBC2歳優駿もそのコンビで決まり、ラッキードリームは翌年のホッカイドウ競馬三冠馬、トランセンデンスは南関東の羽田盃馬となった。昨年レコード勝ちしたリコーヴィクターもJBC2歳優駿3着に入り、本レース出走馬の中にはダイヤの原石が多数いることを感じさせる。
サンライズカップ、JBC2歳優駿、そして来年の各地のクラシック戦線を賑わせる素質馬を探し出すためにも見逃せない一戦だ。
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