社会

街に増え続ける『無料PCR検査場』が儲かる怪しいカラクリとは

(画像)Ned Snowman / Shutterstock.com

新型コロナウイルスの感染者が急増し、病院で検査を受けられない人が出てきている中、全国各地で「無料PCR検査場」が急増している。しかし、一部では中国人がたむろする怪しげな検査場も現れ、闇バイトも横行しているという。

「無料のPCR検査を受けるだけで、ギフト券や商品券がもらえるとSNSで話題になっていたので、複数の店舗で検査を受けました」(20代女性)

若者を中心に、金券欲しさで検査場に押し寄せる人が続出しているが、そこには「税金のばらまき」というカラクリがある。東京都の場合はPCR検査を手がける業者に、都から検査キットや衛生用品、消耗品などにかかる実費が支払われ、それとは別に検査1件ごとに事務経費という名目で、一律3000円が支給されるシステムになっている。

「事務経費は、何に使ったかを示す領収書が不要。たとえ500円の金券を支払っても2500円が手元に残り、検査は5分程度なので、集客するほど儲かる仕組みです」(検査場関係者)

いずれ国民が苦しむ事態に…

この事務経費を目当てに、PCR検査事業に参入する業者が増加しているのだ。

「年間約40万人が死亡しているがん対策費の予算は、354億円(2022年度)にもかかわらず、PCR無料検査事業の補助金は、がん対策費の約10倍に当たる3200億円もの予算が計上されており、税金が湯水のごとく使われています」(経済評論家)

新規陽性者が爆発的に増えたのは、無料PCRの検査数増加が押し上げ要因となった可能性も否めない。

日本の財政赤字は拡大し、2022年度末には普通国債残高が1026兆円に上る見通しだ。おそらく政府は、コロナ禍を理由に大増税に踏み切り、国民の生活を圧迫していくだろう。

日本の未来は暗い。

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