自民党の生稲晃子参院議員が、6月に同党の萩生田光一政調会長とともに「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)の関連団体の施設を訪れていたことを認めた。
この件は、8月17日発売の『週刊新潮』がスクープ。生稲氏は、演説を聞いていた人から「他にも仲間が集まっているのでお話を聞かせてもらいたい」と依頼があったため、「新人の立場なので、より多くの人に政策を聞いていただきたいという思いで、スタッフが判断した」と経緯を説明したのだ。
これ以外には、旧統一教会や関連団体との関わりについて「一切ない」と断言。「今後は関わりがないよう慎重に行動する」とコメントしている。
「選挙期間中の報道各社へのアンケートの〝無回答問題〟や投開票日のテレビ各局への選挙特番への〝出演拒否疑惑〟、そして、今回の報道ですからね。どうやら、生稲氏はブレーンに恵まれていないようだ」(永田町関係者)
“集票マシーンのマスコット”
元おニャン子クラブメンバーとしての知名度を生かして当選を果たした生稲氏。当選直後には、運転手付きの黒塗りクラウンで都庁を訪問し、早くも〝VIP待遇〟と報じられた。
「今月3日にも、初登院した議員らを取材するため国会の正門に報道陣が集結する中、生稲氏は正門を避け、北門からひっそり登院。おニャン子時代のファンが集まることを懸念したようだが、堂々と正門から入らなかった生稲氏には批判もありました」(政治部記者)
本格的な議員活動も始まっていない段階から、なぜこれだけバッシングを浴びるのか。
「生稲氏本人に決定権がないからですよ。自民党からすれば、単なる〝集票マシーンのマスコット〟。萩生田さんの操り人形ですからね。アンケートの無回答問題で、それを強烈に印象付けてしまった。よほど政務で実績を積まないと、この逆風は止まないかもしれませんね」(同・記者)
今のところ、生稲氏が危機感を持っているようには見えない。これ以上、ネガティブなネタが報じられれば、すぐに〝歳費泥棒〟と呼ばれることになりそうだ。
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