10代の頃はトップアイドルだった美少女たちも〝ハタチ過ぎたらただの人〟。現在でも女優やママタレとして活躍する芸能美女たちも、アイドルから大人の女優へと脱皮する時期には悩んでいたのだ。当時の彼女たちの試行錯誤ぶりを『週刊実話』は詳しく報じていた。
●平成12年5月25日号掲載『崖っぷちタレントのセクシー化計画』(1)年齢・肩書等は当時のまま
浮き沈みの激しい女性アイドルの世界。ファンたちに飽きられないためには、あの手この手のイメージ戦略を打ち出していかねばならないが、その苦労も並大抵のものではないようだ。
現在、必死にあがいている〝元アイドル〟の代表格と言えば広末涼子(19)。
最近は、『KinKi Kids』の堂本剛との共演ドラマ『Summer Snow』(TBS系)の制作発表も行われ、週刊誌の表紙に立て続けに登場しているが、実は水面下で密かに〝脱皮計画〟が進行中だという。
「早大不登校や、ファッションモデルの伊勢谷友介との熱愛発覚などをきっかけに始まったバッシングで、人気は落ちる一方。このため事務所サイドと大手出版社の間で、路線変更が話し合われているんです」(芸能関係者)
広末は、CMオーディションに優勝して芸能界デビュー。その後、集英社から写真集を発売し、『NTTドコモ』のCMで国民的アイドルになった。
このため、集英社と所属事務所の間では人気ちょう落に歯止めを掛けようと、次なるイメージ戦略が話し合われているというのだ。
「某月刊誌にも、大人っぽい雰囲気でベッドに横たわっているグラビアが発表されましたが、これをさらに進めてセクシー路線で売り、その後、本格女優に転身していこうという案が出ているようです。ちょうど中山美穂がビールのCMで、エロ路線に転換したことの向こうを張ろうということのようです」(スポーツ誌記者)
飽きられるのは時間の問題
あがいていると言えば、深キョンこと深田恭子も同様。現在は、CMもかなりの本数を抱え、CM界の注目株とも見られているが、昨年11月に少年隊の東山紀之との交際を報じられて以来、一部では「アイドルとしてのピークが過ぎた」と見られている。
「本格女優を目指しているようですが、なにしろ演技が下手くそで、どのドラマに出てもおんなじ。どう見ても大成するとは思えない。では歌はどうかというと、昨年5月に発売した『最後の果実』以後もコンスタントに出してはいるものの、これも聞けたものではない。要するに芸無しなんです」(民放局プロデューサー)
もともと、ホリプロでは一番の稼ぎ頭だったが、ケチのつき始めは一昨年、生理用品のコマーシャル出演をけった際に、同じ事務所に在籍する優香がこのCMを射止め、〝CMの女王〟に上り詰めたため。今では幅広い層にファンを持つ優香に人気を持っていかれた形で、このままいけば飽きられるのは時間の問題という状態なのだ。
「ドラマプロデューサーの中には、数年後の深田の転換期を見据えて、虎視たんたんと濡れ場を演じさせようと狙っている者もいる。ちょうど常盤貴子がカラミや、風俗嬢の役でブレークしたように、話題性には事欠かない番組になるからです」(民放関係者)
生理用品のCMをけったばかりに濡れ場に挑戦するしかなくなるとは、なんとも皮肉な話だ。
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